トイザらスが破産検討? 約440億円の債務と報じられる

債務再編で法律事務所と契約しました。
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Andrew Kelly / Reuters

アメリカのおもちゃ大手トイザラスの経営破綻の可能性について、CNBCテレビなどが報じた。

トイザラスは、2018年に返済期限を迎える4億ドル(約440億円)もの負債を処理するため、法律事務所と契約。破綻手続きも選択肢の一つとして経営再建策を検討しているという。

法律事務所は「カークランド・アンド・エリス」。過去に数多くの企業の財政や経営の再建を成功させており、今回の契約は必ずしもトイザラスの「破産手続き」を意味するものではないともCNBCテレビは指摘している。

トイザラスの広報担当者は、「私たちは当初、第1四半期の収支報告・業績発表について話し合っていた。トイザラスは2018年の期限を迎える債務に取り組むため、追加融資を得る可能性も含めて、あらゆる方法を模索している」と声明の中で述べた。

米小売り大手のウォールマート・ストアーズの安売り攻勢や、インターネット大手のアマゾン・コムとの競争激化により、経営環境が厳しくなっていた

これまでは投資ファンドの支援を受けて資金繰りをし、2016年は一部の債務を再編させることに成功していた。しかし、破産する小売店が相次いだことから、借り入れが困難となっていた。

トイザラスは、ネットで買い物するようになったに消費者への対応に苦戦したことを認識している。USAトゥデイによると、過去3年間で1億ドル(約110億円)をデジタル事業に投資し、最近ではウェブサイトもリニューアルするなどしていた。