【台風情報】台風16号 西日本を中心に大雨の恐れ(望月圭子)

台風16号は、23日以降、進路を東よりに変える予想。台風の直接の影響を受けない所でも、湿った空気をもたらすので、24日~25日頃は、西日本を中心に大雨に注意。

台風16号は、23日以降、進路を東よりに変える予想。台風の直接の影響を受けない所でも、湿った空気をもたらすので、24日~25日頃は、西日本を中心に大雨に注意。

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22日現在、東シナ海を北上している台風16号。

22日正午の中心気圧は990hPaです。

先島諸島から遠ざかり、大陸方面へと向かっていて、今後は進路を東よりに変える予想です。

この予報円の中に、台風の中心が入る確率は70%。

25日には、西日本に台風が近づく可能性があります。

中心の気圧は23日正午は992hPa、24日9時は996hPaと、発達はほとんどない見込みですが、

台風の直接の影響を受けない所でも、油断はできません。

台風が進むにつれて、日本付近には、南から暖かく湿った空気が流れ込みそうです。

このため今週の中頃には、西日本を中心に、大雨となる恐れがあります。

雨に注意が必要なのは、24日~25日。

予報をみてみますと...

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◆大雨の前の秋晴れ 備えは早めに

23日は、北海道から中国地方は秋晴れですが、九州や四国は雨が降り出すでしょう。

24日は、九州から東海で雨が降りそうです。

25日は、雨の範囲がさらに広がって、沖縄以外は曇りや雨となるでしょう。

特に、24日の午後から25日にかけては、西日本を中心に局地的に大雨となる恐れがあります。

東海や北陸など、東日本でも、雨の量が増えそうです。

23日は「秋分の日」でお休みの方も多いと思いますが、

大雨の前に、あらためて備えをしておくのも良さそうです。

【大雨に備えて】

都市部では、短い時間に急に雨量が増えると、排水が間に合わずに道路が冠水することもあります。

雨どいや排水溝、側溝に土砂や落葉、ゴミが詰まっていないか確認し、

掃除をして水はけをよくしておきましょう。

大雨で浸水することがあるため、

家財道具や電化製品などは、高い場所や2階以上へ移動させるのが良さそうです。

押し入れの下の段のものは上の段に移しておくと、被害を小さくできます。

食料品、衣類、寝具などの生活用品は、なるべく高い所へ移しておきましょう。

台風の動きによっては、予報が大きく変わる可能性があります。

tenki.jpで、最新の台風情報を、こまめにチェックして下さい。

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望月圭子

気象予報士

福島県会津生まれ。

東京での大学生活を経て、テレビ山梨のアナウンサーに。

ニュースや中継、県政番組、音楽番組、グルメコーナーなど、幅広く経験しました。

フリーに転身後、大好きな気象を学び、気象予報士の資格を取得。

『OAに強い気象予報士』として

テレビ山梨「ニュースの星」気象キャスターや

NHKラジオ「ジャーナル」気象キャスターを務め、

フジテレビで気象の解説をしたり、

文化放送やニッポン放送、JFNなどでも、天気を伝えてきました。

現在は、テレビやラジオの天気原稿を書いたり、

新聞の天気概況も担当しています。

「どう伝えるか」ではなく

「あなたに、どう伝わるか」を大切にしながら

日々の天気を伝えている私が、

『あなたのお抱え気象予報士』になれれば、幸いです。