クロネコヤマトの宅配量、抑制検討へ ネット通販拡大でドライバー不足に

ヤマトが宅配便の扱い量の抑制を検討する見通しとなりました。
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JAPAN - AUGUST 08: A Yamato Transport Co. employee jumps out of his delivery van while carrying a package in Tokyo Tuesday, August 9, 2005. (Photo by Haruyoshi Yamaguchi/Bloomberg via Getty Images)
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ヤマト運輸が、宅配便の扱い量を抑えることを検討する見通しとなった。宅配量の急増にドライバーの確保が追いつかなくなっており、同社の労働組合が2月上旬、春闘で会社側に要求した。

ヤマト運輸によると、ネット通販の拡大などにより、宅配便の量は毎年増加傾向にある。2016年度の配達量は、15年度と比べて8%増え、過去最高の18億7000万個を見込んでいる。同社には約6万人のドライバーが所属しているが、配達量の増加にドライバーの確保が追いつかず、長時間労働に繋がっているという。

このため労組は、宅配便の引き受けを抑え、取り扱い個数をこれ以上増やさないようを会社側に要求。終業から次の仕事まで最低10時間空ける「勤務インターバル」の導入なども求めた。

ヤマト運輸労働組合は、NHKの取材に対し「今年度は特に荷物の量が増え、現場のしわ寄せが大きくなっている。1年間でサービス内容の見直しなどを進め、きちんと宅配便事業を続けられる体制を整えるべきだと申し入れている」と話した

ヤマト運輸は23日、ハフィントンポストの取材に対し、「ネット通販などにより、配達量が想定以上に増え、ドライバーの確保が追いついていない。集荷量の抑制を含め、労働者の働き方を見直しを検討する」と答えた。

長時間労働の是正は、業界全体の課題となっている。ヤマト運輸では2月1日、働き方改革室を新設し、ドライバーの労働環境の改善を図っている。

■関連画像集「働くパパ・ママたち」

働くパパ・ママたち
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「ちょっとスリムに見えるでしょ?」 (credit:Tara Keaton Barber)
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「職場の法律事務所で、息子に机を与えてみました」 (credit:Amanda Lynn)
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「私が仕事に行くときの風景。夫が家で子供を見ます」 (credit:Erin Estelle)
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「うちの可愛い娘は私の机に座って一生懸命仕事!」 (credit:Bianca Costa Espinoza)
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「私は軍で働くママ。息子が寝る前に、夫が息子を連れてきてくれるので、息子と話す時間ができるんです」 (credit:Mary Dever)
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「事業をしている私にとって、オフィスを子育て仕様にできるのはとても良いこと。3人子供がいますが、みんな8カ月になるまでオフィスに連れてきていました。 (credit:Sabrina Leung-Powers)
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「娘を職場に連れてきました。ワインを並べるのを手伝ってくれたんです」 (credit:Sarah Mackinley)
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「思い出すだけで疲れちゃいます。パンケーキミックスの袋に力を加えすぎて飛び散ってしまって。息子はパンケーキが食べられないと思って泣いていました」 (credit:Tonya Ann)
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「どっちが頑張って働いているのかわかりません」 (credit:Natasha Lloyd)
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「私の夫は、息子たちを職場に連れて行きます。長い時間を一緒に過ごすんです」 (credit:Teri Davis)
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「お母さんのために受信箱をカラにしなきゃ」 (credit:Stacy Schwartz Frazier)
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「シッターさんが具合がわるいので、今日は子供をつれてデスクの下で遊ばせる日」 (credit:Such a Dahl)
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「アニメを見せていたはずが、ティッシュ箱をいたずらしていました」 (credit:Nathalia Frykman)
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「私は保険のセールスとダンスのインストラクターをやっています。朝の9時から、夜の9時まで仕事なので、うちの息子はスタジオでたまに寝ています」 (credit:Andrea Michelle)
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「お父さんは家で仕事をします」 (credit:Natasha Lloyd)
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「一番下の子は、掃除でお手伝い」 (credit:Grace O\'Byrne)
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(credit:Baby Making Machine)
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「私はDJです。うちの子も自分のグルーブを見つけたみたい」 (credit:Amanda Hegedus Kirkland)
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「働けることを愛しています。こうやって幼稚園のイベントにも顔を出せますし」 (credit:Carrie Gadek)
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「お父さんとミーティング」 (credit:Dawn Daabul)
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「働く親でいるということは、毎朝、別れ際に泣く子供の顔を見ななければいけないということ」 (credit:Dena Charlton)
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「息子と一緒に日曜大工。まさに、家族の仕事」 (credit:Patty Gibson)
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「具合の悪い子供がいても仕事はできますよ!」 (credit:Anne Vance)
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「休日出勤の時は、よく一番下の子を職場に連れて行きます。まだ6カ月ですから」 (credit:MeLitta Olson)
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「私はヨガのインストラクターです。たまに母子のクラスも教えています。この時は息子の誕生日だったのでカップケーキを食べました。仕事ができるのは、素晴らしいことです」 (credit:Rachel Cama Nemer)
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「子供の具合が悪いので、家から仕事」 (credit:Liz Blasberg Brumels)
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「シッターから送られてくるかわいい写真は、私の支え」 (credit:Joanna Knight)
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「仕事が休みだった夫が、息子を職場に連れてきてくれました。ワーキングママであることは、すごく大変だけど、そのかいはありますよ」 (credit:Katie Hodge McSwain)
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「私は週に50時間働くコンサルタントですが、3人の息子がいます。愛しています。」 (credit:Casey SW-Wakefield)
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「お父さんの職場でだって、僕の仕事はあるんだよ」 (credit:Amber Brennan)
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「私は病院で働いています。職場に娘が来てくれたから、特別な日です」 (credit:Rachel Place)


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