傘を持ち歩く時代はもう終わり? 渋谷で傘のシェアリングサービスが拡大中

2020年の東京オリンピックに向けて、多言語化や観光地での和傘のシェアリングサービスなども推し進めていく予定。
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イメージ写真
株式会社Nature Innovation Group

日本のビニール傘の消費量は世界で最も多く、年間8000万本がゴミとして捨てられている。

 この社会問題を解決すべく2018年12月に開始した、傘のシェアリングサービス「アイカサ」が、東京・渋谷のオフィスに無料導入される。サービスは、株式会社Nature Innovation Groupによるもの。

 アイカサは、最寄りの「傘のシェアスポット」で傘の受取り・返却ができるシステム。受取り場所と返却場所は同じでなくとも構わない。シェアスポットは飲食店などで、渋谷を中心に約100箇所設けられている。サービスは、24時間70円で利用可能。

オフィスへの導入は、「働いているオフィスで受取りと返却ができたら便利なのに…」という要望から始まった。期間限定で、月額費用や初期費用なく「アイカサ」を導入できる。利用は原則従業員のみ。「退社するときに雨が降っていて、仕方なくコンビニで傘を買う…」なんて場面はなくなるかもしれない。

 一方で、傘が返却されなかったり、壊されてしまったりしないのか、気になるところ。しかし株式会社Nature Innovation Groupの広報・黒須健さんによると、今までのところ返却率は100%だという。傘にICチップが埋め込まれているため、傘の場所が管理できるからだそう。また、傘はガラスファイバー製で非常に頑丈なため、台風でも壊れないという。

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傘のシェアスポット
株式会社Nature Innovation Group

 黒須さんは、サービスのアイディアが生まれたきっかけについて、「今はお財布を持たなくても買い物ができるし、自転車や自動車もシェアできます。それなのに『傘を持ち歩く』という行為は江戸時代から全く変化がないんです。そこに変革の可能性を感じました」と話す。

 今後は2020年のオリンピックに向けて、多言語化や観光地での和傘のシェアリングサービスなども推し進めていく予定だ。