女子高生2人が謎を解明 クマノミがイソギンチャクに刺されない理由は?

カクレクマノミがイソギンチャクに刺されないのはなぜか――。その仕組みの一端を愛媛県の女子高校生2人が解き明かした。
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朝日新聞社

クマノミがイソギンチャクに刺されぬ謎、女子高生が解明

カクレクマノミがイソギンチャクに刺されないのはなぜか――。その仕組みの一端を愛媛県の女子高校生2人が解き明かした。5月に米国で開かれる世界最大の学生科学コンテストに出場する。

解明したのは、愛媛県大洲(おおず)市の県立長浜高校1年で、水族館部に所属する重松夏帆さん(16)と山本美歩さん(16)。

カクレクマノミはスズメダイ科の熱帯魚で、ハタゴイソギンチャクをすみかにする。一方、イソギンチャクは、餌を取ったり身を守ったりするため体の表面にある触手から強い毒を含む針のような刺胞(しほう)を出す。

水族館部では千匹以上のカクレクマノミを飼育する。2人は、異なる液体がついた指でイソギンチャクに触れると、刺される指と刺されない指があった先輩の実験をヒントにした。

(朝日新聞デジタル 2015年2月10日 14時02分)

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(朝日新聞社提供)

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カクレクマノミの水槽を掃除する山本美歩さん(右)と重松夏帆さん=愛媛県大洲市 (credit:朝日新聞社)
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ハタゴイソギンチャクに寄り添って暮らすカクレクマノミ=愛媛県大洲市 (credit:朝日新聞社)
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マグネシウムが海水と同じ濃度では刺胞が出ない=長浜高校提供 (credit:朝日新聞社)
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マグネシウムが含まれない人工海水では多くの刺胞が飛び出した=長浜高校提供 (credit:朝日新聞社)
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飼育するカクレクマノミを前にする重松夏帆さん(左)と山本美歩さん=愛媛県大洲市 (credit:朝日新聞社)