ワグネリアン、平成最後の「日本ダービー」制覇 福永祐一騎手、19度目の挑戦で悲願達成

競馬のG1レース「第85回日本ダービー(東京優駿)」が5月27日に東京競馬場で開かれた。
|
Open Image Modal
第85回日本ダービーで優勝した福永祐一騎乗のワグネリアン(中央)=27日、東京競馬場 撮影日:2018年05月27日
時事通信社

競馬のG1レース「第85回日本ダービー(東京優駿、芝2400m)」が5月27日に東京競馬場で開かれ、単勝5番人気のワグネリアンが平成最後のダービーを制した。2着はエポカドーロ、3着はコズミックフォース。

騎乗した福永祐一騎手(41)は、今回が19度目の挑戦。悲願のダービー初制覇となった。

Open Image Modal
第85回日本ダービーを制し、ガッツポーズの福永祐一騎手=27日、東京競馬場撮影日:2018年05月27日
時事通信社

レース後のインタビューで福永騎手は「このままダービーに勝てないんじゃないかと思うときもありましたが、沢山の人が支えてくれて、家族が支えてくれて、自分を勇気づけてくれた」と語った。また、ワグネリアンに対して「最後まで一生懸命走ってくれた。馬が応えてくれた」と、労をねぎらった。

Open Image Modal
第85回日本ダービーを制したワグネリアンと福永祐一騎手(上)=27日、東京競馬場 撮影日:2018年05月27日
時事通信社

競馬に携わる全ての人たちにとって憧れの舞台「日本ダービー」。競馬の本場イギリスの「ダービー」を模範に、1932(昭和7)年、当時の目黒競馬場で始まった。1934(昭和9)年からは東京競馬場(東京・府中)で開催されている。1945、46年は太平洋戦争の影響で中止となった。

85回目を迎えた今回は、2015年に生まれたサラブレット6955頭から選びぬかれた18頭が出走した。

皐月賞、菊花賞と合わせて「3冠レース」とされ、いずれも3歳馬が一生に一度だけ出走できる栄光の舞台だが、特にダービーを制することは最高の栄誉とされる。優勝賞金は2億円。