フィギュアのルール、こう変わった。羽生結弦のGP初戦に注目(2018-2019シーズン)

「ミスが少なく、質と完成度の高い」演技が求められる。
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羽生結弦(左)とアリーナ・ザギトワ(右)
Getty Images

平昌オリンピックから約8カ月を経て、大幅にルールが改定されたフィギュアスケートの新シーズンが始まった。

11月2日(現地時間)には、グランプリシリーズの第3戦・フィンランド大会が首都ヘルシンキで開幕。日本の羽生結弦や、ロシアのアリーナ・ザギトワの活躍が予想される。注目選手の動向と、ルール改定のポイントをまとめた。

◼︎羽生「勝たなきゃ意味がない」

フィンランド大会は羽生にとって今季2戦目、GPシリーズでは初戦となる。

9月下旬に臨んだ初戦、オータムクラシックでは優勝を飾ったものの、スピンが規定要素を満たせず無得点になったり、連続ジャンプも不発になるミスがあった。

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オータムクラシック(フリープログラム)での羽生結弦
GEOFF ROBINS via Getty Images

今大会では、演技構成を変更。「勝たなきゃ意味がない」と挑戦心をむき出しにした羽生は、前大会からどこまで立て直してくるか。男子シングルでは羽生のほかに、平昌オリンピック4位の金博洋(中国)や、2018年世界選手権3位のミハイル・コリヤダ(ロシア)、田中刑事なども出場する。

◼︎女子シングルでは...

一方、女子シングルでは、日本からは坂本花織、本郷理華、白岩優奈がエントリー。坂本はグランプリシリーズ第1戦・アメリカ大会で宮原知子に次いで2位に入っており、今回も銀メダル以上となれば、初のグランプリファイナル(12月にカナダ・バンクーバーで開催)出場が濃厚となる。

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グランプリシリーズ第1戦・スケートアメリカでの坂本花織
Jamie Squire - ISU via Getty Images

優勝候補の筆頭は、平昌オリンピック金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)。9月下旬にドイツで開催されたネーベルンホルン杯では、合計238.43点(ショートプログラム79.93点・フリープログラム158.50点)の高得点で、2位の三原舞依に約30点差をつけて優勝した。

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平昌オリンピックで金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ
Sergei Bobylev via Getty Images

◼︎フィンランド大会の放送時間は?

男女ショートは11月3日(土)午後6時56分から、男女フリーは4日(日)午後9時から。どちらもテレビ朝日系で放送される。

◼︎今季から変わったルール

フィギュアスケートは、2018-2019シーズンで大幅にルール改定が行われている。大きく変わった点は以下の通り(詳細はこちら)。

  • 男子フリーの演技時間:4分30秒 ⇒ 4分
  • 男子フリーのジャンプ数:8個 ⇒ 7個
  • ジャンプの基礎点:旧ルールから基礎点が下がる(特に4回転は大幅減)
  • GOE(出来栄え点):7段階(-3〜+3) ⇒ 11段階(-5〜+5)
  • 演技後半ジャンプのボーナス:後半のジャンプすべてが1.1倍の加点 ⇒ ショートは最後の1本、フリーは最後の3本のみ

ジャンプの要素の基礎点は下がるものの、出来栄え点の幅は大きく広がった。旧ルールと比べ、「ミスが少なく、質と完成度の高い」演技が求められることになる。

新ルールを受けて、選手たちはどのように戦うのか。また、完成度の高い演技はどこまで点数が伸びていくのか。今季も、注目して見ていきたい。