ゴーギャンの盗難画、3000円で買って台所に飾っていたことが判明

1970年に英国で盗まれたフランスの画家ゴーギャンの静物画が、イタリア南部シチリア島の男性宅で見つかったことが分かった。男性は1975年に同作品を競売で落札し、台所に飾っていた。
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Reuters

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1970年に英国で盗まれたフランスの画家ゴーギャンの静物画が、イタリア南部シチリア島の男性宅で見つかったことが分かった。男性は1975年に同作品を競売で落札し、台所に飾っていた。

イタリアの警察当局によると、ゴーギャンの作品の価値は1000万─3000万ユーロ(約14億─43億円)に上るとみられる。同作と一緒に19世紀末のフランスの画家ボナールの作品も見つかった。

警察によると、2点はロンドンの住宅で盗まれた後、イタリア北部トリノの列車内に残されているのが発見された。鉄道当局は作品の価値については知らず、1975年に競売に掛けたところ、工場従業員の男性が2点を4万5000リラ(約3320円)で落札した。

男性は退職後にシチリア島に移り、その後、古いカタログで似た作品を見た男性の息子が専門家に問い合わせ、今回の発見につながったという。

[ローマ 2日 ロイター]

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