エジプト航空機のハイジャック犯を逮捕 キプロス人の元妻との面会を要求か【UPDATE】

エジプト航空の旅客機が3月29日、爆発物を身に着けたとみられる男にハイジャックされ、キプロスのラルナカ空港に着陸した事件で、男はキプロス人の元妻との面会を要求しているとロイターなどが報じた。
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An EgyptAir Airbus A-320 sits on the tarmac of Larnaca airport after it was hijacked and diverted to Cyprus on March 29, 2016. A hijacker seized the Egyptian airliner and diverted it to Cyprus, before releasing all the passengers except four foreigners and the crew, officials and the airline said. / AFP / GEORGE MICHAEL (Photo credit should read GEORGE MICHAEL/AFP/Getty Images)
GEORGE MICHAEL via Getty Images

エジプト航空の旅客機が3月29日、爆発物を身に着けたとみられる男にハイジャックされ、キプロスのラルナカ空港に着陸した事件で、男はキプロス人の元妻との面会を要求しているとロイターなどが報じた。

犯人は駐機場にアラビア語の手紙を投げ、キプロス人の元妻に届けるよう求めたという。キプロスのテレビ局CYBCが目撃者の証言として報じた。CNNによるとキプロス政府の報道官は「今回の犯行はテロとは無関係で、元妻に関係している」と述べたという。

キプロス外務省は公式Twitterで、容疑者の氏名をセイフ・エルディン・ムスタファと発表した。

■エジプト政府「具体的な要求は出ていない」

BBCによるとエジプトのシェリフ・ファシー国土交通相は29日に記者会見を開き、「犯人はキプロスかトルコに飛行機に向かうように指示していた。具体的な要求は出ていない」と話した。7人の人質以外は解放され、現在は機長と副機長、女性乗務員らと3人の外国人の乗客が残されているという。

男が着用していた自爆用のベルトと見られるものが、本物の爆弾かは確認が取れていないという。

【UPDATE】ハイジャック犯は逮捕されたと、キプロス外務省は公式Twitterが投稿した。(2016/03/29 20:53)