鎌倉市図書館のツイート「学校がつらい子は図書館へ」 一時は削除も検討

神奈川県鎌倉市の鎌倉市中央図書館が8月26日、Twitterの公式アカウントから「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、図書館へいらっしゃい」と呼びかけた投稿に対し、共感が広まっている。しかし、市教育委員会は同日、ツイートの削除を検討していたことが明らかになった。学校教育に対し不適切ともとられる表現を使っていたためだが、好意的な反響が多いことから、削除はしない判断を下したという。

神奈川県鎌倉市の鎌倉市中央図書館が8月26日、Twitterの公式アカウントから「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、図書館へいらっしゃい」と呼びかけた投稿に対し、反響が広まっている。投稿から1日が経過し、Twitterでは6万RTを超えているほか、新聞社やネットメディアが報道、多くの人たちの共感を呼んで鎌倉市図書館に対する賞賛の声が上がっているが、市教育委員会内部で同日、ツイートの削除を検討していたことが明らかになった。

学校教育に対し、不適切ともとられる表現を使っていたためだ。しかし、図書館側がその意図を説明、好意的な反響も多かったことから、削除はしない判断を下したという。

鎌倉市中央図書館によると、話題になっているツイートは、同図書館の司書、河合真帆さんが投稿したもの。2学期が始まる9月1日、子どもの自殺が多いことを知り、その防止のために投稿した。ところが、「学校を休んで」や「学校へ行くくらいなら」など、学校へ行かなくてもいいとも受け止められる部分が、学校教育と図書館を管轄する鎌倉市教育委員会内部で「不適切な表現では」と議論になったという。

教育長や教育委員会教育部長、中央図書館長らが話し合ったところ、「投稿を削除するべき」という意見も出たが、図書館側が「子どもたちに自殺しないでほしいという思いで書いたもの」と説明、ツイートはこのまま残すことに決定した。中央図書館の菊池隆館長は、「皆さんが共感を持ってくださった。今後も図書館のTwitterは継続していきます」と話している。

【関連記事】