木村拓哉、SMAP解散について語る 報ステに出演、ファン署名への恩返し誓う

テレビ朝日系「報道ステーション」で18日、同番組のキャスター・富川悠太アナウンサーが、元SMAPの木村拓哉に独占インタビューした模様が放送された。
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時事通信社

元SMAPの木村拓哉(44)がテレビ朝日系「報道ステーション」に出演し、番組キャスターの富川悠太アナウンサーの独占インタビューを受ける模様が4月18日に放送された。木村はSMAP解散後、「推進力は自分次第だなって感じるようになりましたね」と現在の心境を語った。

インタビューは、桜が満開の奈良市で収録された。4月29日に公開される新作映画「無限の住人」に主演している木村。富川アナから「撮影している最中は、まだSMAPの木村さんだったんですよね。立場が、今年は変わったじゃないですか。ご自身で違った感覚はありますか」とSMAP解散について問われると、木村は「どこか、やっぱり去年までは自分が漕いでなくても、自分がちょっと力を抜いても、動いてなくても、なんか推進力ってあったような気がするんですけど。年が明けて2017年からは、推進力は自分次第だなって感じるようになりましたね」と言葉を選ぶように振り返った。

さらに、「なんか不思議な感じはありましたけどね。大晦日に、変な話、NHKホールにいないっていうのはすごい不思議な感覚でした」と語った。SMAPはNHK紅白歌合戦に1991年に初出場して以来、2001年と04年を除いて15年まで計23回出場してきた。

続けて富川アナが「28年間ですもんね。急になくなった時の感覚は、どんなものだったんですか」と尋ねた。

木村は「なくなったっていうよりかは、その形状がなくなっただけで、なんか、やってきたことは事実ですし、自分の中にないっていうものはそれこそないので。変に深刻になるようなメンタリティーでいると、逆にいろんなことを望んでくれた人に失礼だし」と答えた。

富川アナは、SMAP解散中止を望む37万人のファンが署名をしたことについて触れた。木村は「そういう気持ちをいただいたにもかかわらず、状態としては今の状態になったので、なんか、逆にちゃんとこれから自分が現場で表現させていただく中で、そういう人たちに対する、お返しをしていかないといけないなって気持ちはありますね、正直」と自分に言い聞かせるように話した。さらに「ほんとに皆さんの、いろんな方々の一部にしていただいてたってことには本当に感謝しないといけないと思うし、その感謝をちゃんと体現していかないといけないなあ、という状態ですね」と、ファンへの気持ちを語った。

今後について木村は「これからも、もっともっと欲張りにアンテナを張って、感じるものをいっぱい感じないと。何かに秀でてるわけじゃないので」と話すと、富川アナが驚いた様子で「ええっ」と発した。木村は「いやいや、ほら、プロのスポーツの世界とか、あからさまじゃないですか。『よし行けた』っていう、自分の中であまり合格は出せない」と謙遜の言葉を並べた。最後は「どこかでどういう風が吹くかわからないので。強い風が吹いたら、しならないとダメっすよ、折れますよ」と語っていた。

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