漫画家の黒岩よしひろさん、心筋梗塞で死去 「鬼神童子ZENKI」などで人気

「みなさまの心の中に、黒岩節は生き続けていくことでしょう」
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黒岩さんが連載中だった「乙女神天照(おとめがみアマテラス)」
©黒岩よしひろ / ホーム社

「鬼神童子ZENKI」などの代表作で知られる漫画家の黒岩よしひろさんが5月8日、心筋梗塞のため死去した。黒岩さんが作品を連載中だった「ホーム社」のZ編集部が5月16日、ハフポスト日本版の取材に対して明らかにした。55歳だった。

黒岩さんの公式ブログでも、妻が本人の逝去を報告。

読者やこれまで応援してくれた人に向けて、「黒岩よしひろの作品を愛し、応援してくださった皆さま、交流してくださった皆さま、本当にありがとうございました」と感謝を言葉をつづった。葬儀は親族のみで執り行われたという。

Z編集部はTwitterで、「突然のことで言葉もありません...。心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼の意を示した。

Z編集部によると、黒岩さんは突然体調を崩して緊急入院したという。

黒岩さんは「週刊少年ジャンプ」(集英社)でデビューし、月刊少年ジャンプで連載した「鬼神童子ZENKI」などの代表作がある。2017年4月から、ウェブ漫画サイトZで「乙女神天照(おとめがみアマテラス)」を連載中だった。

Z編集部は公式サイトで、同作品の連載終了を報告。書き途中の最新話や続編について「ご遺族の協力のもと読者の皆様に見て頂けるような形にできればと考えております」と説明した。

黒岩さんや読者に向けて、次のようなメッセージをつづった。

「先生の漫画には元気と勇気、人が持つ力を信じる心が込められておりました。志なかばにしてご逝去されたことを思うと言葉もありません。先生の作品を愛し、応援してくださった沢山の皆様の心の中に、黒岩節は生き続けていくことでしょう」