「北マケドニア共和国」に改名で合意。ギリシャの反発でEUにもNATOにも加盟できず…

1991年の独立以来、マケドニアという国名でトラブルになっていました
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マケドニアの首都スコピエで国名変更の「妥協案」に抗議する野党支持者=2018年6月2日、REUTERS/Ognen Teofilovski
Ognen Teofilovski / Reuters

マケドニアの国名をめぐり、長年対立してきたギリシャとマケドニア両政府が6月12日、 マケドニアの国名を「北マケドニア共和国」に変更することで合意した。AFP通信などが報じた

27年間の国名論争に終止符を打つ可能性がある一歩に、マケドニアのゾラン・ザエフ首相は「歴史的な解決策」とし、ギリシャのギリシャのアレクシス・チプラス首相は「偉大な外交的勝利であり、歴史的な機会だ」と述べた。

外務省によると、マケドニアは1991年に旧ユーゴスラビア連邦から独立。

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ギリシャ北部に隣接するマケドニア(黄色い部分)。首都はスコピエ
外務省ホームページより

その際に憲法上の国名を「マケドニア共和国」と名乗ったことで、隣接するギリシャが反発。「マケドニア」がギリシャ古来の由緒ある名であることや、この名称を使うのはギリシャ北部のマケドニア地方に対する「領土要求の野心を示すもの」として、反対していた。

マケドニアは、EU(ヨーロッパ連合)とNATO(北大西洋条約機構)への加盟を望んできたが、この問題のため、加盟交渉が開始されずに現在まで至っている。

NHKニュースによると、今回の国名変更でギリシャのチプラス首相が、加盟を後押しすると表明

EUのドナルド・トゥスク大統領は、両国の首相の名前をあげ、「あなたたちは不可能なことも可能になると示してくれた 」とTwitterに投稿した。