みのもんた氏が「朝ズバッ!」降板で会見 菅直人元首相からは「陰謀説」も

「自分にとって一番つらい道を選ぼうと思いました」自身の次男が窃盗未遂容疑で逮捕されたのを受け、TBSの報道番組「みのもんたの朝ズバッ!」「みのもんたのサタデーずばッと」の降板を決めた、みのもんた氏が10月26日、東京都内で会見を開き、降板を決めた経緯について語った。次男は日本テレビ社員だったが、今回の逮捕を受け、諭旨解雇処分となった。
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jiji

「自分にとって一番つらい道を選ぼうと思いました」

自身の次男が窃盗未遂容疑で逮捕されたのを受け、TBSの報道番組「みのもんたの朝ズバッ!」「みのもんたのサタデーずばッと」の降板を決めた、みのもんた氏が10月26日、東京都内で会見を開き、降板を決めた経緯について語った。次男は日本テレビ社員だったが、今回の逮捕を受け、諭旨解雇処分となった。朝日新聞デジタルが報じた。

自身が出演するラジオ番組では、「僕がやったわけじゃないのに」などと語っていたという。会見の様子はニコニコ生放送でも中継された。会見場に姿を現したみの氏は冒頭20秒ほど頭を下げ、「私のことで大変世間をお騒がせしまして、誠に申し訳ございません」と謝罪。TBSの報道番組を自粛している間に心境が変化したことを語った。

私の気持ちの中に、なんでこんなことが起きたのか、なかなか整理がつきませんでした。30過ぎた家庭を持った仕事を持った社会人であるわが子、なんでという気持ちが大変強うございました。しかし2週間、3週間、4週間経つうちに、私の気持ちの中に少しずつではありますが、思いの変化が出て参りました。

(中略)

どこかが子育ての中で、何か間違っていたんじゃないのかな、不完全な形で世の中に送り出してしまったのか。だとしたら、父親としての責任があるなと思い至りました。親子の縁は切れない。間違いなくわが子だ。どこかが狂って社会に送り出したのか。その責任は父親である私にあります。申し訳ありません。

報道番組の降板を決めた理由として、「道義的な責任を感じた親はどういう責任をとるべきなのか、答えは自分にとって一番苦しい道を選んでみようと思いました」と述べ、昔からの憧れであった報道番組への出演を辞めることが、自分にとって一番苦しい道だと語った。

みの氏は日本テレビ系列で放送中の「秘密のケンミンSHOW」(読売テレビ制作)と文化放送のラジオ番組「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」は出演を続ける。読売テレビと文化放送それぞれに降板を申し入れたが、慰留されたためだという。

降板の決断をいつ下したのかという質問に対し、「やめなければ収まらない風潮に僕は感じました」と述べ、「何も騒がれないで、活字にもならないで、そっと静かにしておいてもらえれば、こういったことはない」と、報道など世間の外圧も、みの氏が番組降板をせざるを得ないと感じた要因だったようだ。「みのもんたのせがれでなかったら、というのが正直な僕の気持ちです」と、みの氏の息子でなければ、次男も厳しい処分を受けずに済んだのではと、複雑な心境を吐露した。

■降板となった番組ではセクハラ疑惑も

今回降板することとなった「みのもんたの朝ズバッ!」では、8月30日放送の番組内で、みの氏が女性アナウンサーにセクハラをしたという疑惑が問題となっていた。MSN産経ニュースによると、TBSは9月2日までに「紛らわしい行為があった」として、番組担当者に口頭で注意していたという。この問題についてみの氏は「あのお嬢さんはよくトチる。僕はトチるたんびに背中をたたいたり肩をたたいたり、コラコラってやっていて、だんだんトチらなくなりました」「私はセクハラをするつもりも何もありません。彼女に聞いてもらったほうがいいと思います。」と述べ、疑惑を否定した。次男の逮捕や番組降板について語る際には涙をこらえていたが、セクハラ疑惑について語る時には笑顔を見せていた。

今後報道番組からオファーがあればやりたい気持ちはあると答え、「その時は今よりももっと厳しくやります」と、報道番組に復帰したいという意向を示した。

■みの氏の番組降板は陰謀?

みの氏が会見を行った同日、菅直人元首相が、自身のブログでみの氏の番組降板について「みのもんた氏は汚染水問題など原発問題で東電と安倍総理を厳しく批判していた。この発言に対して原子力ムラがみのもんた氏失脚の陰謀を仕掛けたという説が流れている。」と述べ、物議をかもしている。以下に菅元首相が記した内容を引用する。

私はみのもんた氏の息子の事件に関しては、マスコミ報道以上のことは知らない。しかし、原子力ムラがスポンサーとして膨大なコマーシャル料を支出することにより、マスコミに対する影響力を行使して、自分に批判的な報道に圧力をかけてきたことは知っている。事実、公開された東電のテレビ会議の記録を読めば東電幹部間でのそうしたやり取りが出ている。

(中略)

批判する政治家もかつての福島県知事のように陰謀によって失脚させられてきた。今も原発稼働に慎重な知事や議員を引きずりおろすため、一部マスコミを使ってスキャンダルをでっち上げる陰謀がたくらまれているという、うわさが流れている。原発ゼロ実現のためには、原子力ムラのマスコミ支配をまず打ち破らなくてはならない。

(菅直人OFFICIAL BLOG「みのもんた氏に対する陰謀説」2013/10/26)

元首相が発した「陰謀説」には、Twitterでは「自分が首相をしていた事実の重みを理解していない」などと呆れた声があがった。

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