アメリカ新聞業界の広告売上が「1950年以下」に落ち込む

アメリカ新聞協会(Newspaper Association of America:NAA)のデータによれば、2013年の新聞の広告売り上げは1950年以下とのことが明らかになりました。1950年〜2013年までの新聞広告の売上推移を示した上記のグラフを見ると、1950年は200億ドル(約2兆円)で2013年は173億ドル(約1.7兆円)と少し下回る数字を記録しているのです。
Open Image Modal

(出所:AEIdeas

アメリカ新聞協会(Newspaper Association of America:NAA)のデータによれば、2013年の新聞の広告売り上げは1950年以下とのことが明らかになりました。

1950年〜2013年までの新聞広告の売上推移を示した上記のグラフを見ると、1950年は200億ドル(約2兆円)で2013年は173億ドル(約1.7兆円)と少し下回る数字を記録しているのです。

ちなみに広告売上のピークは、2000年の658億ドル(約6.5兆円)と、2013年の4倍近くとなっています。近年5年間を見ても、半減しているというほどです。

わずかな希望としては、新聞のデジタル版が伸びていたり、ニューヨークタイムズのようなところが新聞の購読者を増やすことに成功しているといったことがあります。

新聞や大手メディアを飛び出した有能な記者らがハブとなり、新興メディアを立ち上げ、投資や大手企業からスポンサードされているのは、これまでに記したような業界の衰退といった文脈にも原因があるのでしょうか。

データジャーナリズムやニュース解説といったメディアもいくつか立ち上がっていますが、コストがかさむような記事を多く発信していくには、海外のスター記者らの動きなどが参考になりそうです。

(2014年4月30日「メディアの輪郭」より転載)