ノーベル平和賞、歴史をつくった言葉と人々を振り返る(画像集)

あなたは、いくつ分かりますか?

2016年のノーベル平和賞は10月7日午後6時(日本時間)、発表される。

過去最多の376の個人・団体が推薦されており、日本からは「憲法9条を保持してきた日本国民」や原爆被爆者の団体や個人も候補になっている

第1回から昨年まで、過去の受賞者はこちらで。

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ノーベル平和賞の受賞者たち
(01 of149)
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1901 ジャン・アンリ・デュナン(スイス)(02 of149)
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赤十字社の創設者(1828-1910) (credit:vincevoigt via Getty Images)
1901 フレデリック・パシー(フランス)(03 of149)
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経済学者。国際仲裁委員会の提唱者(1822-1912) (credit:Print Collector via Getty Images)
1902 エリー・デュコマン(スイス)(04 of149)
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ジャーナリスト、平和活動家。国際的非政府平和団体「国際平和ビューロー」初代事務局長(1833-1906) (credit:Wikimedia Commons)
1902 シャルル・ゴバ(スイス)(05 of149)
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法律家、政治家。国際平和ビューローの設立に尽力(1843-1914) (credit:Wikimedia Commons)
1903 ウィリアム・ランダル・クリーマー(イギリス)(06 of149)
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政治家・平和活動家。列国議会同盟と国際仲裁連盟を共同設立(1928-1908) (credit:Hulton Archive via Getty Images)
1905 ベルタ・フォン・ズットナー(オーストリア)(07 of149)
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小説家・平和活動家。小説「武器を捨てよ!」の著者(1843-1914) (credit:Wikimedia Commons)
1906 セオドア・ルーズベルト(アメリカ)(08 of149)
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第26代大統領。日露戦争の停戦を仲介(1858-1919) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1907 エルネスト・テオドロ・モネータ(イタリア)(09 of149)
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ジャーナリスト・平和運動家。国際平和ビューローなど、数多くの国際平和団体の活動に参加。ロンバルディア平和調停連盟議長。第15回国際平和会議議長(1833-1918)\n (credit:Wikimedia Commons)
1907 ルイ・ルノー(フランス)(10 of149)
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法学者。ハーグ平和会議の常設仲裁裁判所判事(1843-1918) (credit:Wikimedia Commons)
1908 ポントゥス・アルノルドソン(スウェーデン)(11 of149)
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作家・政治家。「スウェーデン平和と仲裁協会」設立者(1844-1916)\n (credit:Wikimedia Commons)
1908 フレデリック・バイエル(デンマーク)(12 of149)
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作家・政治家。スウェーデン・ノルウェー間の紛争解決に尽力(1837-1922) (credit:Wikimedia Commons)
1909 オーギュスト・ベールナールト(ベルギー)(13 of149)
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元首相。ハーグ平和会議の代表を2回務める(1829-1912) (credit:Wikimedia Commons)
1910 国際平和ビューロー(スイス)(14 of149)
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(credit:Twitter)
1911 トビアス・アッセル(オランダ)(15 of149)
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法律家。常設仲裁裁判所の設立に尽力(1838-1913)
1911 アルフレート・フリート(オーストリア)(16 of149)
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法学者・ジャーナリスト。ドイツでの平和運動を主導(1864-1921) (credit:Imagno via Getty Images)
1912 エリフ・ルート(アメリカ)(17 of149)
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元国務長官。国際司法裁判所の設立を支援(1845-1937) (credit:Print Collector via Getty Images)
1913 アンリ・ラ・フォンテーヌ(ベルギー)(18 of149)
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弁護士。国際平和ビューロー事務局長(1854-1943) (credit:Bettmann via Getty Images)
1914 受賞者なし(19 of149)
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1915 受賞者なし(20 of149)
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1916 受賞者なし(21 of149)
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1917 赤十字国際委員会(スイス)(22 of149)
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第1次世界大戦で負傷兵・捕虜らの保護などが評価された。 (credit:Wikimedia Commons)
1918 受賞者なし(23 of149)
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1919 ウッドロウ・ウィルソン(アメリカ)(24 of149)
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第28代大統領。国際連盟の設立に尽力(1856-1924) (credit:Universal History Archive via Getty Images)
1920 レオン・ブルジョワ(フランス)(25 of149)
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政治家。国際連盟の初代総会議長(1851-1925) (credit:Library of Congress via Getty Images)
1921 カール・ヤルマール・ブランティング(スウェーデン)(26 of149)
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スウェーデンが国際連盟に加盟した際の首相(1860-1925) (credit:Wikimedia Commons)
1921 クリスティアン・ランゲ(ノルウェー)(27 of149)
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ノルウェー・ノーベル委員会事務総長、列国議会同盟事務局長(1869-1938) (credit:Wikimedia Commons)
1922 フリチョフ・ナンセン(スウェーデン統治下ノルウェー)(28 of149)
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科学者・探検家。国際連盟の難民高等弁務官としてソ連政府と捕虜交換・帰国を実現。無国籍者のための一時旅券「ナンセン・パスポート」を発案し世界に提案。無国籍難民として海外移住を臨んだロシア人の海外移住を助ける(1861-1930) (credit:dapd)
1923 受賞者なし(29 of149)
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1924 受賞者なし(30 of149)
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1925 オースティン・チェンバレン(イギリス)(31 of149)
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元外相。ロカルノ条約締結に尽力。フランス・ベルギーの国境現状維持やラインラント非武装によりドイツが国際連盟に加盟し、独仏間の緊張緩和に貢献(1863-1937) (credit:Culture Club via Getty Images)
1925 チャールズ・ドーズ(アメリカ)(32 of149)
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第30代副大統領。ドイツの経済回復・安定のための計画(ドーズ案)が評価される(1865-1951) (credit:General Photographic Agency via Getty Images)
1926 アリスティード・ブリアン(フランス)(33 of149)
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元首相。ロカルノ条約締結に尽力(1862-1932) (credit:AP)
1926 グスタフ・シュトレーゼマン(ドイツ)(34 of149)
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元首相・外相。フランスとの関係正常化に努め、ロカルノ条約締結に尽力(1878-1929) (credit:Keystone-France via Getty Images)
1927 フェルディナン・ビュイソン(フランス)(35 of149)
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元ソルボンヌ大学教授。フランス人権同盟代表。戦後はドイツに重い賠償を負わせる戦後処理に反対し、独仏間の和解に貢献(1841-1932) (credit:ullstein bild via Getty Images)
1927 ルートヴィッヒ・クヴィデ(ドイツ)(36 of149)
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歴史学者・平和運動家。ドイツ平和協会議長として第1次大戦で反戦運動。戦後は独仏間の和解に貢献(1858-1941)\n (credit:ullstein bild via Getty Images)
1928 受賞者なし(37 of149)
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1929 フランク・ケロッグ(アメリカ)(38 of149)
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元国務長官。国際紛争の解決手段として、締約国同士の戦争を放棄し平和的手段によるとするパリ不戦条約(ケロッグ・ブリアン条約)をとりまとめる(1856-1937) (credit:ullstein bild via Getty Images)
1930 ナータン・セーデルブロム(スウェーデン)(39 of149)
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聖職者。キリスト教の世界平和への貢献に尽力(1866-1931)\n (credit:Wikimedia Commons)
1931 ジェーン・アダムズ(アメリカ)(40 of149)
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社会事業家・女性運動家。「平和と自由のための女性連盟」創設者。アメリカの貧困家庭や女性らの救援に指導的な役割を果たす(1860-1935) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1931 ニコラス・バトラー(アメリカ)(41 of149)
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コロンビア大学総長。カーネギー財団理事長。パリ不戦条約の締結推進に貢献(1862-1947) (credit:Imagno via Getty Images)
1932 受賞者なし(42 of149)
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1933 ラルフ・ノーマン・エンジェル(イギリス)(43 of149)
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作家・国会議員。第1次大戦の独仏間の兵士の友情を描いて戦争を批判した映画『大いなる幻影』の原作者(1872-1967) (credit:Planet News Archive via Getty Images)
1934 アーサー・ヘンダーソン(イギリス)(44 of149)
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元労働党首。国際連盟軍縮会議議長(1863-1935) (credit:ullstein bild via Getty Images)
1935 カール・フォン・オシエツキー(ドイツ)(45 of149)
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ジャーナリスト・平和運動家。ドイツ空軍がベルサイユ条約に反して軍備拡張を進めていることを雑誌で公表し、反逆罪に問われる。ナチス・ドイツの秘密警察(ゲシュタポ)によって強制収容所に送られたが、のちに釈放される(1889-1938) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1936 カルロス・サアベドラ・ラマス(アルゼンチン)(46 of149)
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元外相。パラグアイ・ボリビア間のチャコ戦争の調停(1878-1959) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1937 ロバート・セシル(イギリス)(47 of149)
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元外務副大臣。国際連盟の設立者の一人(1864-1958) (credit:General Photographic Agency via Getty Images)
1938 ナンセン国際難民事務所(スイス)(48 of149)
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国際連盟の難民問題専門機関
1939 受賞者なし(49 of149)
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1940 受賞者なし(50 of149)
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1941 受賞者なし(51 of149)
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1942 受賞者なし(52 of149)
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1943 受賞者なし(53 of149)
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1944 赤十字国際委員会(スイス)(54 of149)
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1945 コーデル・ハル(アメリカ)(55 of149)
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元国務長官。国際連合の構想を発案、国連憲章を起草した「国連の父」(1871-1955) (credit:New York Daily News Archive via Getty Images)
1946 エミリー・グリーン・ボルチ(アメリカ)(56 of149)
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作家・平和運動家。第1次大戦はアメリカの参戦反対運動に参加。婦人国際平和自由連盟(WILPF)を設立(1867-1961) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1946 ジョン・モット(アメリカ)(57 of149)
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キリスト教青年会(YMCA)指導者(1865-1955) (credit:Bettmann via Getty Images)
1947 イギリス・フレンズ協議会(58 of149)
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クエーカー教徒の布教団体
1947 アメリカ・フレンズ奉仕団(59 of149)
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クエーカー教徒による、戦争の民間犠牲者の救済を目指す団体。
1948 受賞者なし(60 of149)
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1949 ジョン・ボイド・オア(イギリス)(61 of149)
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医師。国際連合食糧農業機関(FAO)初代長官 (credit:Wikimedia )
1950 ラルフ・バンチ(アメリカ)(62 of149)
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外交官。国連パレスチナ特別委員会の一員として、パレスチナ和平調停に尽力。初の黒人の受賞(1903-1971) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1951 レオン・ジュオー(フランス)(63 of149)
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労働活動家。戦時中はナチスの強制収容所に収監される。戦後、労働運動の国際化を推進し、国際労働機関(ILO)や世界労働組合連盟(WTFU)の設立に貢献(1879-1954) (credit:Keystone-France via Getty Images)
1952 アルベルト・シュヴァイツァー(ドイツ)(64 of149)
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哲学者・医者・音楽家。アフリカ・ガボン(当時フランス領)のランバレネで医療活動に従事 (credit:AP)
1953 ジョージ・マーシャル(アメリカ)(65 of149)
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元軍人・国務長官。アメリカによるヨーロッパへの復興援助計画(マーシャル・プラン)を提唱 (credit:Keystone via Getty Images)
1954 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR、スイス)(66 of149)
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初めての国連機関の受賞 (credit:Thaier Al-Sudani / Reuters)
1955 受賞者なし(67 of149)
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1956 受賞者なし(68 of149)
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1957 レスター・ボールズ・ピアソン(カナダ)(69 of149)
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元首相。1956年の第2次中東戦争で国連緊急軍(のちの国連平和維持活動)の創設を提唱(1897-1972) (credit:Fox Photos via Getty Images)
1958 ドミニク・ピール(ドミニカ)(70 of149)
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聖職者。第2次大戦後、ヨーロッパで難民救援活動(1910-1969)\n (credit:ullstein bild via Getty Images)
1959 フィリップ・ノエル=ベーカー(イギリス)(71 of149)
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1920年アントワープオリンピック1500m銀メダリスト。のちに政治家に転身。第1次大戦後から一貫して軍縮、核廃絶運動に従事(1889-1982)\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1960 アルバート・ルツーリ(南アフリカ)(72 of149)
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黒人解放運動指導者。アフリカ民族会議 (ANC) 議長として白人政権のアパルトヘイトに反対(1898?-1967)\n (credit:Bettmann via Getty Images)
1961 ダグ・ハマーショルド(スウェーデン)(73 of149)
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第2代国連事務総長。在任中、朝鮮戦争で中国捕虜となったアメリカ軍パイロットの解放に成功したほか、エジプトのスエズ運河国有化を巡って起きた第2次中東戦争(スエズ戦争)で、第1次国連緊急軍を展開(1905-1961)\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1962 ライナス・ポーリング(アメリカ)(74 of149)
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化学者・平和活動家。1954年にノーベル化学賞。アインシュタインやバートランド・ラッセルらと核廃絶運動、地上核実験への反対運動に取り組み、1963年の米ソ部分的核実験禁止条約に貢献(1901-1994)\n (credit:AP)
1963 赤十字国際委員会(スイス)(75 of149)
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国際赤十字の創設100周年を記念して\n
1963 国際赤十字赤新月社連盟(スイス)(76 of149)
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国際赤十字の創設100周年を記念して\n
1964 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(アメリカ)(77 of149)
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牧師・黒人運動指導者。アメリカで根強かった人種差別に「非暴力抵抗」で対抗し、公民権運動の象徴的存在となる。1964年の公民権法成立で法的な人種差別の根絶に貢献した。「I Have a Dream」の演説が有名(1929-1968)\n (credit:SuperStock via Getty Images)
1965 国連児童基金(UNICEF、アメリカ)(78 of149)
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(credit:ullstein bild via Getty Images)
1966 受賞者なし(79 of149)
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1967 受賞者なし(80 of149)
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1968 ルネ・カサン(フランス)(81 of149)
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法学者・裁判官。1948年の第3回国連総会で採択された世界人権宣言を起草(1887-1976)\n (credit:Ron Galella via Getty Images)
1969 国際労働機関(ILO、フランス)(82 of149)
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第1次世界大戦の戦後処理を話し合ったパリ講和会議から50年を記念して\n (credit:FABRICE COFFRINI via Getty Images)
1970 ノーマン・ボーローグ(アメリカ)(83 of149)
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農業学者。小麦の品種改良で「奇跡の麦」を開発し、発展途上国の穀物の大幅増産「緑の革命」を指導(1914-2009)\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1971 ヴィリー・ブラント(西ドイツ)(84 of149)
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西ドイツ首相としてソ連や東ヨーロッパ諸国との関係を改善する「東方外交」を進め、1971年には 東ドイツのシュトフ首相・国家評議会副議長と会談。初の東西ドイツ首脳会談を実現させ、翌1972年の東西ドイツ基本条約締結に貢献した(1913-1992)\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1972 受賞者なし(85 of149)
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1973 ヘンリー・キッシンジャー(アメリカ)(86 of149)
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元大統領補佐官・国務長官。泥沼化していたベトナム戦争の終結に向け、北ベトナムとの極秘停戦交渉を進め、1973年のパリ協定で停戦を実現(1923- )\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1973 レ・ドク・ト(北ベトナム)=受賞辞退(87 of149)
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ベトナム共産党政治局員。ベトナム戦争の終結に向け、北ベトナムとの極秘停戦交渉を進め、1973年のパリ協定で停戦を実現。しかし「ベトナムにはまだ平和が訪れていない」として受賞を辞退した。平和賞の受賞を辞退した唯一の人物(1911-1990)\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1974 ショーン・マクブライド(アイルランド)(88 of149)
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アムネスティ・インターナショナル創設者。国際法律家委員会事務総長。ヨーロッパ人権条約の締結に尽力(1904-1988)\n (credit:Keystone via Getty Images)
1974 佐藤栄作(日本)(89 of149)
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元首相。1967年に「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を表明。1970年に核不拡散条約(NPT)に加入するなど、非核政策を推進したと評価された(1901-1975)\n (credit:Bachrach via Getty Images)
1975 アンドレイ・サハロフ(ソ連)(90 of149)
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物理学者。ソ連の原爆・水爆開発に関わるが、60年代には核実験の中止を訴え、やがてソ連国内の民主化や人権擁護を求めて積極的に発言するようになる。1980年にはソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して流刑となり、ゴルバチョフ書記長就任後はペレストロイカを支持した(1921-1989)\n (credit:ullstein bild via Getty Images)
1976 ベティ・ウィリアムズ(北アイルランド)(91 of149)
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平和活動家。1976年8月、紛争が続く北アイルランド・ベルファストで3人の子供がIRA暫定派の車にひき殺された。主婦だったウィリアムズは偶然に事件を目撃して衝撃を受け、3人の叔母だったマイレッド・コリガン・マグワイアとWomen for Peaceを共同設立、3万5000人の平和を求める行進を組織するなど、北アイルランド紛争の平和的解決を願う活動が評価された(1943- )\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1976 マイレッド・コリガン(北アイルランド)(92 of149)
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妹の子供3人がIRA暫定派の車にひき殺され、事件を目撃した主婦ベティ・ウィリアムズとWomen for Peaceを共同設立。3万5000人の平和を求める行進を組織するなど、北アイルランド紛争の平和的解決を願う活動が評価された(1944- )\n (credit:Mirrorpix via Getty Images)
1977 アムネスティ・インターナショナル(イギリス)(93 of149)
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国際人権団体
1978 アンワル・アル・サダト(エジプト)(94 of149)
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第3代大統領。1977年にエルサレム訪問。イスラエルとの和平交渉を進め、78年にシナイ半島からのイスラエル軍撤退とエジプトへの返還、パレスチナ人統治について協議を開始するなどの「キャンプ・デービッド合意」に至る(1918-1981) (credit:Amin Mohamed via Getty Images)
1978 メナヘム・ベギン(イスラエル)(95 of149)
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元首相。エジプトとの和平交渉を進め、1977年にエジプトのサダト大統領をエルサレムに招く。78年に「キャンプ・デービッド合意」に至る(1913-1992)\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1979 マザー・テレサ(96 of149)
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カトリック修道女。インドや発展途上国で生涯にわたる献身的な慈善活動が評価された(1910-1997)\n (credit:Kamal Kishore / Reuters)
1980 アドルフォ・ペレス・エスキベル(アルゼンチン)(97 of149)
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建築家・人権活動家。非暴力で南米各国の人権弾圧に対抗。「奉仕、平和と正義の組織」(El Servicio de Paz y Justicia)を結成し、アルゼンチンのビデラ大統領の軍事政権による残虐行為を世界に知らしめた(1931- )\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1981 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR、スイス)(98 of149)
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(credit:Reuters Staff / Reuters)
1982 アルバ・ライマル・ミュルダール(スウェーデン)(99 of149)
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外交官。ストックホルム国際平和研究所の初代所長。軍縮問題で首相の相談役としてヨーロッパの非核化を目指し尽力するなど、国連の軍縮交渉に貢献(1902-1986)\n (credit:STF via Getty Images)
1982 アルフォンソ・ガルシア・ロブレス(メキシコ)(100 of149)
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外交官。ジュネーブ軍縮会議のメキシコ恒久代表。ラテンアメリカとカリブ海地域を非核地域と定めた1968年の「ラテンアメリカ及びカリブ核兵器禁止条約」(トラテロルコ条約)成立に尽力(1911-1991)\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1983 レフ・ワレサ(ポーランド)(101 of149)
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労働組合指導者。1980年に労働者の自主的な意思による独立自主管理労働組合「連帯」を結成し、ポーランドの民主化要求や共産党政権批判などの活動に従事。冷戦崩壊後は大統領を務めた(1943- )\n (credit:AP)
1984 デズモンド・ムピロ・ツツ(南アフリカ)(102 of149)
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南部アフリカ聖公会ケープタウン元大主教。アパルトヘイト撤廃への指導的な役割が評価された(1931- )\n (credit:Ron Galella, Ltd. via Getty Images)
1985 核戦争防止国際医師会議(アメリカ)(103 of149)
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医学的な見地から核兵器の脅威と核廃絶を訴える国際団体。\n
1986 エリ・ウィーゼル(ルーマニア)(104 of149)
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作家。ナチス時代のホロコーストの生き残り。家族を虐殺された体験と葛藤を記した自伝的小説「夜」が有名。暴力や差別を告発する言論活動を続けた(1928-2016)\n (credit:Ron Galella, Ltd. via Getty Images)
1987 オスカル・アリアス・サンチェス(コスタリカ)(105 of149)
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元大統領。1987年に中米5カ国の民主化や停戦を定めた「グアテマラ和平合意」成立に貢献(1940- )\n (credit:ullstein bild via Getty Images)
1988 国連平和維持軍(PKF)(106 of149)
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中東、カシミール、キプロス、コンゴなど世界各国に展開する停戦監視と復興支援の活動が評価された。\n (credit:Associated Press)
1989 ダライ・ラマ14世(チベット)(107 of149)
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仏教指導者。インドのチベット亡命政府の国家元首。世界のチベット民族の中心的存在として、世界平和やチベット宗教、文化の普及や保護への貢献が評価された(1935- )\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1990 ミハイル・ゴルバチョフ(ソ連)(108 of149)
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元共産党書記長・大統領。ペレストロイカによるソ連の民主化、アメリカとの中距離戦術核(INF)全廃条約などを通じて冷戦体制を終結させ、東ヨーロッパに民主化をもたらした(1931- )\n (credit:TASS via Getty Images)
1991 アウンサンスーチー(ミャンマー)(109 of149)
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民主化運動指導者・政治家。1988年に国民民主連盟(NLD)を結成。軍事政権下で軟禁下に置かれながらNLDは1990年の総選挙で圧勝するが、政権は権力委譲を拒否し引き続き軟禁下に置いた。以後も民主化を求め非暴力の闘争を続け、2010年に軟禁解除、2016年には民政移管を果たし国家顧問に就任した(1945- )\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1992 リゴベルタ・メンチュウ(グアテマラ)(110 of149)
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人権活動家・実業家。キチェ族としてグアテマラ先住民の人権保護と権利向上のため活動したほか、1991年には先住民族の権利に関する国連宣言の作業部会に加わった(1959- )\n (credit:Alexis DUCLOS via Getty Images)
1993 ネルソン・マンデラ(南アフリカ)(111 of149)
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人権活動家・政治家。反アパルトヘイト運動の象徴的存在。白人政権下で27年間投獄されたが、釈放後にアフリカ民族会議(ANC)議長に就任。アパルトヘイト撤廃に力を注いだ。1994年に黒人初の大統領に就任(1918-2013)\n (credit:WALTER DHLADHLA via Getty Images)
1993 フレデリック・ウィレム・デクラーク(南アフリカ)(112 of149)
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元大統領。与党・国民党(NP)政権の大統領に就任後、黒人勢力との対話方針に転換、黒人政治団体を合法化しネルソン・マンデラを釈放。1993年には関連法を撤廃し、アパルトヘイトの制度を終わらせた(1936- ) (credit:ullstein bild via Getty Images)
1994 ヤセル・アラファト(パレスチナ)(113 of149)
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パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会議長、パレスチナ自治政府初代長官。パレスチナ解放運動のゲリラ指導者だったが、イスラエル国家とパレスチナ自治政府を相互承認する1993年のオスロ合意を成立させる。翌94年にパレスチナに戻り、96年に自治政府初代長官に選出される。しかし94年のラビン首相暗殺後、イスラエルは対パレスチナ強硬路線に回帰し中東和平は挫折を余儀なくされた(1929-2004) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1994 シモン・ペレス(イスラエル)(114 of149)
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政治家。ラビン首相のもとで外相として中東和平を進め、オスロ合意を成立させる。94年にはヨルダンとも平和条約を締結した。のち首相・大統領(1923-2016) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1994 イツハク・ラビン(イスラエル)(115 of149)
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政治家。首相として中東和平を進め、1993年にアラファトPLO議長とオスロ合意を成立させたほか、94年にはヨルダンと平和条約を締結した。しかし95年に右派の青年により暗殺され、国内政治は対パレスチナ強硬路線に回帰する(1922-1995) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1995 ジョセフ・ロートブラット(イギリス)(116 of149)
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物理学者・平和活動家。核開発に関わった学者として核廃絶を訴え続ける。1955年に核廃絶を訴えたラッセル・アインシュタイン宣言の署名者の一人。パグウォッシュ会議会長(1908-2005) (credit:ASSOCIATED PRESS)
1995 科学と世界の諸問題に関するパグウォッシュ会議(117 of149)
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1957年設立。核兵器の廃絶や削減を訴えてきた世界の科学者たちによる国際会議 (credit:ASSOCIATED PRESS)
1996 カルロス・フィリペ・シメネス・ベロ(東ティモール)(118 of149)
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カトリック司教。東ティモール人の自治権行使を国際社会に訴え、独立に貢献(1948- )\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
1996 ジョゼ・ラモス=ホルタ(東ティモール)(119 of149)
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独立運動家。95年に国連の仲介で実現した「全東ティモール人包括対話」など、東ティモールの独立に貢献。のち大統領(1949- ) (credit:Jeff Overs via Getty Images)
1997 地雷禁止国際キャンペーン(120 of149)
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1992年に設立された、対人地雷の廃絶を訴える国際NGOの連合体\n
1997 ジョディ・ウィリアムズ(アメリカ)(121 of149)
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教師・平和活動家。地雷禁止国際キャンペーン初代コーディネーター(1950- )\n (credit:JOHN MOTTERN via Getty Images)
1998 ジョン・ヒューム(北アイルランド)(122 of149)
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カトリック系政党・社会民主労働党(SDLP)党首。1998年にイギリスとアイルランドが領有権主張を放棄したベルファスト合意の立役者となり、宗教対立による紛争が続いてきた北アイルランドに画期的な和平をもたらした(1937- )\n (credit:Mike Brown / Reuters)
1998 デヴィッド・トリンブル(北アイルランド)(123 of149)
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プロテスタント系政治指導者。ベルファスト合意への貢献が評価された。のち北アイルランド自治政府首相(1944- )\n (credit:Rick Wilking / Reuters)
1999 国境なき医師団(スイス)(124 of149)
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1971年設立。医師・ジャーナリストらによる国際NGO。発展途上国への援助活動を続けている。\n
2000 金大中(韓国)(125 of149)
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政治家・民主化運動家。野党政治家として軍事政権下で民主化を訴えて弾圧される。1998年の大統領就任後に北朝鮮との対話路線を進め、2000年に初の南北首脳会談を実現した。写真は会談で北朝鮮の金正日総書記(右)と手を挙げる金大中氏(1925-2009)\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
2001 国際連合(126 of149)
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(credit:Associated Press)
2001 コフィー・アナン(ガーナ)(127 of149)
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第7代国連事務総長。国連の平和への取り組みが受賞理由(1938- )\n (credit:Alex Wong via Getty Images)
2002 ジミー・カーター(アメリカ)(128 of149)
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第39代大統領。退任後の1994年に核開発疑惑を巡って緊張が高まった北朝鮮を訪問し、核開発凍結と査察受け入れで合意。2002年には大統領経験者として初めてキューバを訪問しフィデル・カストロと会談するなど、幅広い外交活動と緊張緩和への貢献が評価された(1924- )\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
2003 シリン・エバディ(イラン)(129 of149)
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弁護士・民主化運動家。イスラム体制下で人権が制限される女性・子供の人権擁護・地位向上やイランの民主化を訴え続けている(1947- )\n (credit:BEHROUZ MEHRI via Getty Images)
2004 ワンガリ・マータイ(ケニア)(130 of149)
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環境保護活動家。1977年「グリーン・ベルト・ムーブメント」設立。アフリカ全土で植林活動を進め、持続可能な開発や各国の民主化を呼びかけた。日本語の「もったいない」の精神を世界に広める「MOTTAINAI」キャンペーンを展開したことでも知られる(1940-2011)\n (credit:RAVEENDRAN via Getty Images)
2005 国際原子力機関(IAEA、オーストリア)(131 of149)
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原子力の平和利用に対する貢献を評価された。\n (credit:ullstein bild via Getty Images)
2005 モハメド・エルバラダイ(エジプト)(132 of149)
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国際原子力機関(IAEA)第4代事務局長(1942- )\n (credit:Reuters Photographer / Reuters)
2006 ムハマド・ユヌス(バングラデシュ)(133 of149)
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経済学者。「グラミン銀行」創設者。貧困層を対象にした低金利の無担保融資を農村部で展開する事業は、発展途上国農村部の貧困救済モデルとして第三世界に拡大した(1940- )\n (credit:Rafiquar Rahman / Reuters)
2006 グラミン銀行(バングラデシュ)(134 of149)
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1983年設立。貧困層を対象にした低金利の無担保融資を農村部で展開する事業は、発展途上国農村部の貧困救済モデルとして第三世界に拡大した。\n
2007 気候変動に関する政府間パネル(135 of149)
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1988年設立。地球温暖化を巡る科学的知見の集約と評価を目的とする国際機関。\n (credit:Anadolu Agency via Getty Images)
2007 アル・ゴア(アメリカ)(136 of149)
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元副大統領。退任後は地球温暖化防止運動に力を注ぎ、ドキュメンタリー映画や書籍「不都合な真実」、講演などでの啓蒙活動が評価された(1948- )\n (credit:Enrique Castro-Mendivil / Reuters)
2008 マルッティ・アハティサーリ(フィンランド)(137 of149)
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元大統領。退任後、国連特使としてコソボ問題やインドネシアのアチェ和平合意など各地の紛争解決に向け尽力(1937- )\n (credit:Hazir Reka / Reuters)
2009 バラク・オバマ(アメリカ)(138 of149)
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第44代大統領。2009年に「核なき世界」を目指すとしたプラハ演説など、超大国の指導者として核兵器廃絶を目指す姿勢が評価された(1961- )\n (credit:Scanpix Norway / Reuters)
2010 劉暁波(中国)(139 of149)
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作家・民主化運動家。中国共産党の一党独裁の終結や三権分立の確立などを訴えた「零八憲章」をネットで発表して投獄されている(1955- )\n (credit:ASSOCIATED PRESS)
2011 エレン・ジョンソン・サーリーフ(リベリア)(140 of149)
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大統領。経済閣僚やクーデターによる投獄などを経て、2006年に選挙でアフリカ初の女性大統領に選出される(1938- )\n (credit:Jonathan Ernst / Reuters)
2011 レイマ・ボウィ(リベリア)(141 of149)
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民主化運動家。「平和のための女性リベリア大衆行動」を組織し、内戦下で女性による和平への民主化運動を指導した(1972- )\n (credit:Sarah Hummert via Getty Images)
2011 タワックル・カルマン(イエメン)(142 of149)
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作家・ジャーナリスト。女性ジャーナリスト団体「束縛のない女性ジャーナリスト」を組織し、民主化や言論の自由を求め運動を続けた(1979- )\n (credit:AHMAD GHARABLI via Getty Images)
2012 ヨーロッパ連合(ベルギー)(143 of149)
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発足60年を記念して、ヨーロッパの統合と和解への貢献が評価された。\n (credit:piccaya via Getty Images)
2013 化学兵器禁止機関(オランダ)(144 of149)
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(credit:querbeet via Getty Images)
2014 カイラシュ・サティアティ(インド)(145 of149)
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人権活動家。児童労働の禁止や権利拡大を訴えている(1954- )\n (credit:Suzanne Plunkett / Reuters)
2014 マララ・ユスフザイ(パキスタン)(146 of149)
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イスラム過激派武装勢力タリバンによる女子校破壊など、女子教育への抑圧をネットで批判し、学校から帰宅中にタリバンに銃撃される。治療と安全確保のためイギリスに移り、教育の重要性を訴える活動に取り組んでいる(1997- )\n (credit:Suzanne Plunkett / Reuters)
2015 チュニジア国民対話カルテット(147 of149)
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2011年のチュニジア「ジャスミン革命」で、民主的・平和的な政権移行のため政治・宗教勢力などの対話を担った4団体。のちにアラブ諸国に波及する民主化の波「アラブの春」の起点となり、民主主義定着への努力が評価された。 (credit:Norsk Telegrambyra AS / Reuters)
2016 フアン・マヌエル・サントス(コロンビア)(148 of149)
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大統領。52年にわたる左翼過激派ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)との内戦終結に向け和平交渉を重ね、2016年9月26日に和平合意文書を締結。10月の国民投票で僅差で否決されたが、和平への姿勢が評価された(1951- ) (credit:John Vizcaino / Reuters)
2016 国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)(149 of149)
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(credit:AFP Contributor via Getty Images)

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