慰安婦問題から「日韓ともに売春差別への自覚を」 朴裕河教授に聞く

2014年は、慰安婦問題で日韓関係が再び大きく揺れた年だった2015年は日韓国交正常化50年。節目の年に、もつれた日韓の糸を解くことは可能なのだろうか。
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Taichiro Yoshino

2014年は、慰安婦問題で日韓関係が再び大きく揺れた年だった。1990年代に外交問題に浮上した慰安婦問題は、20年以上たっても解決の兆しを見せず、日韓両国民の相互の感情は悪化している。2015年は日韓国交正常化50年。節目の年に、もつれた日韓の糸を解くことは可能なのだろうか。

朴裕河(パク・ユハ)世宗大学教授は、2013年に韓国で「帝国の慰安婦」を出版し、「連行された無垢な少女」だけでも「自発的な売春婦」だけでもない、多様な慰安婦の声に耳を傾けるべきだと訴えた。韓国の元慰安婦らから刑事告訴されてもいる。日本語版(朝日新聞出版刊)が2014年11月に発売され、年末に来日した朴氏に聞いた。

【朴裕河教授のブログから】

「戦闘を前に恐いと言って泣く軍人もいた。そういう時私は、必ず生きて帰ってと慰めたりもした。そしてほんとうに生きて帰ると、嬉しく思って喜んだ。そういう人たちの中にはなじみになる人も多かった。」(「帝国の慰安婦」p.80より、元慰安婦の証言)

朝鮮人慰安婦と日本軍兵士は、双方とも、戦争のための国民動員という国家システムの中で動かされた将棋の駒だった。(p.100より)

――「帝国の慰安婦」では、多くの元慰安婦の証言が取り上げられていますが、いずれも日韓で語られてきた「慰安婦像」とはだいぶ違います。キーワードとなるのが「同志的関係」という言葉、つまり戦地において、日本人として日本の戦争遂行を自発的に支えさせられたという指摘です。この本を巡り、韓国では元慰安婦らから「元慰安婦の名誉を毀損している」として刑事告訴されました。

ある元慰安婦は私に対し日本語で「慰安婦は兵隊をお世話する者」という表現を使っていました。慰安婦問題のいちばん難しいことは、その実態や年齢、動員形態や置かれた環境が戦地によっても、時代によっても多様で、必ずしも「20万人の少女が連行され売春を強要された」のような一言では捉えきれないこと。ところがこれが国家間の政治問題になり、一つの解決策を考えないといけない状況になりました。それ自体が矛盾で、その矛盾を受け止める、という姿勢が必要です。

「同志的関係」は、まずオランダなどとの違い、つまり「日本人」として動員されたという表面的な事実を指摘するための表現です。もう一つは、韓国で植民地時代に日本支配に協力した人がいたという、あまりにも公然の事実。誰もが知っているが、誰もが意識から排除していて、慰安婦問題でもそれを念頭に置くことが難しくなっています。私は別に慰安婦や業者が持つ協力性を糾弾したいわけではなく、「(日本支配に協力)させられた」というところにポイントを置いているのですが、韓国では「慰安婦は100%被害者」という認識が定着してしまっているので、受け入れられにくい状況です。

たとえば、韓国でBC級戦犯は長い間「親日派」と呼ばれ、生き残った人も長らく韓国に帰れなかった。それが「被害者」として認定されたのは2006年、まだ10年たちません。慰安婦も「軍人のそばにいた人」なので、そうした構図から考えられるべき存在です。もちろん、だからいって彼らの間にあった違いや位階が無視されていいわけではありません。

「(慰安所の)主人は韓国の人だった。ほとんど日本人みたいに見えたけど、軍服を着てて、日本語が上手だった。初めは韓国人だとも知らなかったよ。そこの女たちが「あの人が悪い人だよ。あの人の気に入るようにしないとだめ。でないと、お金もくれないで働かせるばかりだよ」と言ってた。」(「帝国の慰安婦」p.102より 元慰安婦の証言)

業者の責任はこれまでほとんど問われることがなかった。もちろん、慰安婦までが軍隊化している慰安所の実態を、業者の責任にのみ帰するわけにもいかない。(中略)<忠良なる臣民>化した結果として加害者となった人々の責任をどこまで問えるかの問題でもあって、簡単に裁断できる問題ではない。(p.111-112より)

――本で書かれていた朝鮮人や日本人の「業者」も、重要な役割を果たした存在のはずなのに、名乗り出たのを見たことがありません。90年代は一定数が存命だったはずなので、もう少し記録や証言が残っていてもよかったと思うのですが。

私は以前の著書「和解のために」でも業者のことを書きました。今回、改めて業者について触れたのは、業者の存在に注目したり糾弾したりするためというより、「法的責任」ばかりが問われているので、それがまずどこに求められるかを説明するためでした。ところが日本でも、日本人業者には触れず、朝鮮人業者のことだけが大げさに受け止められている感じですね。

でも日本の軍人が告白するように、韓国の業者も名乗り出てくれればよかったと思う。慰安所管理人だった朝鮮人男性の日記が2013年に発刊されました。日記というより、管理業務報告に近く、個人的な心情などはあまり書かれていませんでした。彼は1910年生まれなので、もう生きていないでしょう。実は、植民地支配への協力者をどう受け止めるか、本人たちがどう発話するかという難しい問題でもあるのです。

安易には言えませんが、「私は親日派だった」という、過去の偉い人たちの涙の告白はあっても、一般人の協力者はあまり注目されたことがないから、名乗り出る必要がなかったということは言えます。ただ、業者にも何らかの言い分があると思うんです。いわば「国家のために」やったわけですから。これは国家の暴力というべきでしょう。命さえも捧げるのが当たり前だった時代ですから。本当に抵抗した人もいますが、そういう形の分裂を強いられたのが植民地の矛盾なのです。

――日本では逆に「慰安婦はすべて自発的な売春婦だった」と極論を言う人もいます。日本では強制連行の有無自体が大きな論点になっており、有無自体にこだわるあまり、そういうフィクションを作り上げざるをえなくなっている状況ではないかと思います。

それはあるでしょう。ただ、ある程度の事実を突き止めることは必要ですが、それ自体にこだわるべきではないでしょう。今後、政治家の決断で状況が大きく変わることもあるかもしれませんが、それだけではたぶんうまくいかない。20年以上、この問題の解決のための運動につぎ込まれたお金も大変な額と思います。何かを生み出してほしい。それは売春差別への意識への自覚だと思います。

いくらかの補償金を与えただけでは、元慰安婦の生活は多少安定するかもしれませんが、根本的な差別は変わらない。家族にそうした人がいることに堂々としていられる人も少ないのが実情です。そこが変わらない限り、彼女たちの「解放」も得られないのです。

「売春婦」と主張する人たちも、「無垢な少女が連行された」と主張する人たちも、構造的には敵対的共犯といえます。この20年、何があったのか、何を生み出したのか。いきなり政治的決断ではなく、時間をかけてここ20年間それぞれの場で何があったのかを振り返りながら、みんなで考えていくことが必要じゃないかと思います。そうでないとこれまでの葛藤ばかりの20年がもったいない。メディアの役割を大いに期待したい。

――日本で慰安婦問題は岐路に立っています。安倍政権の河野談話再検証や朝日新聞の記事取り消しで、否定派が勢いづく結果となっています。

韓国では「日本の右傾化」と言って済ませているけど、10年ほど前の漫画「嫌韓流」にすでに韓国への反感はありましたし、もっと遡れば90年代初頭から慰安婦問題への異議申し立てはありました。そこにうまく対応できていない結果と考えています。あの頃からきちんと受け止めて議論すればよかった。ヘイトスピーチの問題でもそうですが、根っからの人種差別主義者や朝鮮嫌いではない、情報に動かされている周囲の人たちには期待したいと思います。

――元慰安婦も高齢になり、存命の方も約50人。存命のうちに救済する枠組みをつくれればいいのですが、支援運動の人たちはどこかそういう人たちを置き去りにしているようにも見えます。

慰安婦問題に関わった人たちはみんな、よかれと思ってやってると思います。しかし結果としてこんなことになってしまい、韓国と日本がお互いのせいにしている。その結果、お互いへの悪感情まで広まってしまった。そうしたことへの自覚と責任意識は必要です。これまで関わってきた人は言うまでもなく、そうでなかった学者、メディア、一般市民が、何をすべきか考えはじめるべきです。これまでの運動に関わった以外の人たちが加われば、私は可能だと思います。たとえば韓国の場合、元慰安婦の支援運動で中心的な役割を果たしている「挺身隊問題対策協議会」(挺対協)自体が強いというより、ここが発している情報しかメディアと国民が知らないのが問題なのです。そうでない流れもわずかですが出始めています。

――慰安婦問題で合意を導き出すため、日韓両政府で、慰安婦問題を議論する有識者を加えた「協議体」の設立、そして慰安婦問題についての「国会決議」を提案していますね。

2015年の日韓国交正常化50年に向けて、何かやりたいという思いがあります。日韓の局長級協議で慰安婦問題が議題に上りましたが、密室でやっているでしょう。日韓歴史共同研究のように、日本なら吉見義明さんや秦郁彦さんのような、対立する意見の人を入れて、みんなで議論する空間が必要です。ただし、メディアや一般市民の「聞く人たち」も必要。それが合意を導く過程になれればいい。メディアも月一回、半年ぐらい特集すれば、ある程度の概略を伝えられるでしょう。

国会決議も、すぐには難しいと思います。まず1990年代のやり直し。そして世界の日本批判決議への批判的応答。さらにこれまでの「戦後日本」を支えてきた認識の作り直し。この3つの意味があります。1990年代は日本人の中にも一般的に謝罪の気持ちがあった。それを国民の代表である国会がもう一回、代表して行うことの必要性です。そしてアメリカや韓国など、各地で出ている日本批判の決議に応答して、言うべきことは言う。「帝国日本」を経た共同体の一つの落ち着く場所として、望みたいところです。

過去に首相や天皇による謝罪発言などはありました。私はアジア女性基金での日本政府の役割を評価しています。今度は国民(国会)が主体的に、過去に対してどう思っているのか、明確に表明すべきと考えます。

日韓関係とは、相対的なものです。韓国人から「あなたの意見は正しいと思うけど、今の日本があんな感じでは賛成できない」と言われることがよくあります。「あんな感じ」とは何かと尋ねると、正しかったり、正しくなかったり。日韓で戦争ということには今のところならないだろうけど、「韓国と断交せよ」という意見まで出てきて、国家のリーダーが影響を受けないとは限らない。いずれにしても、戦争であれ日常的葛藤であれ、そういう状態で被害を受けるのは国民です。今のうちにリセットしなければいけないと思います。

ここ10年、対立している両極端の人が流す情報、悪感情をかなりの人が共有し、深い溝ができてしまった。それと少し異なることを考える人は立つ瀬がない状況です。そうした状況を変えてこの中間部分を広げ、そこにいる人たちがしっかり自分自身で考えられる状況をつくることが大事です。

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2014/08/15 ソウル日本大使館前
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Seoul finance center前は労働組合の座り込みが昨日より続いております。しかし警備は昨日の10倍くらい、あとで何かイベントがあるのかもしれません (credit:Saori Ibuki)
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Seoul finance center前は労働組合の座り込みが昨日より続いております。しかし警備は昨日の10倍くらい、あとで何かイベントがあるのかもしれません (credit:Saori Ibuki)
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Seoul finance center前は労働組合の座り込みが昨日より続いております。しかし警備は昨日の10倍くらい、あとで何かイベントがあるのかもしれません (credit:Saori Ibuki)
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Seoul finance center前は労働組合の座り込みが昨日より続いております。しかし警備は昨日の10倍くらい、あとで何かイベントがあるのかもしれません (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:大使館は、Seoul finance centerがありソウルのビジネスの中心地ともいえる世宗大通を脇に入ってしばらく歩いたところにあります。周りにガラス張りの高層ビルが立ち並ぶなか、ちょこんとある赤レンガ創りの大使館、景色から浮いています。\n\n庄司:日本大使館前には4台の警備バスと10名弱の警備さんが準備をしています\n\n山下:日本大使館です。回りの建物に比べ、低く、地味だと感じました。 (credit:Tomoaki Shoji)
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伊吹:大使館は、Seoul finance centerがありソウルのビジネスの中心地ともいえる世宗大通を脇に入ってしばらく歩いたところにあります。周りにガラス張りの高層ビルが立ち並ぶなか、ちょこんとある赤レンガ創りの大使館、景色から浮いています。\n\n庄司:日本大使館前には4台の警備バスと10名弱の警備さんが準備をしています\n\n山下:日本大使館です。回りの建物に比べ、低く、地味だと感じました。 (credit:Tomoaki Shoji)
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日本大使館前の慰安婦像 (credit:Tomoaki Shoji)
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日本大使館前の正面は聯合ニュース (credit:Saori Ibuki)
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日本大使館前の両隣もヒュンダイなどのオフィスが入ったビジネスビル (credit:Tomoaki Shoji)
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日本大使館 (credit:Tatsuya Yamashita)
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日本大使館 (credit:Tatsuya Yamashita)
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伊吹:報道陣が増えてきました。と思いきや、欧米系の報道陣は、近くのコーヒーショップに入っていきました (credit:Saori Ibuki)
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日本大使館前。「対馬を返還せよ。日韓基本条約の再交渉、対馬の無断占有料金を1905年からさかのぼって支払え。対馬から陸上自衛隊を撤退させよ」などと書かれた横断幕。下のプラカードは「安倍は総理を辞職せよ」と書かれている。 (credit:Tomoaki Shoji)
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報道陣がスタンバイ (credit:Tomoaki Shoji)
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裏に日本大使館がある通りでは、バリケード?の準備がされています。そのバリケードの内側にさきほどのKBSの車両、広場がある感じです (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:光化門前。教皇が訪問するために、特設ステージを準備しているところだそうです。\n\n庄司:日本語を話しているメディアの方にお話を聞きました、今年はローマ法皇が来ているせいで日本大使館前ではデモが行われないかもしれないとのことです。デモに来る方は一部の市民で、一般家庭は家で過ごしていると言っていました (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:光化門前。教皇が訪問するために、特設ステージを準備しているところだそうです。\n\n庄司:日本語を話しているメディアの方にお話を聞きました、今年はローマ法皇が来ているせいで日本大使館前ではデモが行われないかもしれないとのことです。デモに来る方は一部の市民で、一般家庭は家で過ごしていると言っていました (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:光化門前。教皇が訪問するために、特設ステージを準備しているところだそうです。\n\n庄司:日本語を話しているメディアの方にお話を聞きました、今年はローマ法皇が来ているせいで日本大使館前ではデモが行われないかもしれないとのことです。デモに来る方は一部の市民で、一般家庭は家で過ごしていると言っていました (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:光化門前。教皇が訪問するために、特設ステージを準備しているところだそうです。\n\n庄司:日本語を話しているメディアの方にお話を聞きました、今年はローマ法皇が来ているせいで日本大使館前ではデモが行われないかもしれないとのことです。デモに来る方は一部の市民で、一般家庭は家で過ごしていると言っていました (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:光化門前。教皇が訪問するために、特設ステージを準備しているところだそうです。\n\n庄司:日本語を話しているメディアの方にお話を聞きました、今年はローマ法皇が来ているせいで日本大使館前ではデモが行われないかもしれないとのことです。デモに来る方は一部の市民で、一般家庭は家で過ごしていると言っていました (credit:Saori Ibuki)
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世宗文化会館前 (credit:Saori Ibuki)
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世宗文化会館前。セウォル号の犠牲者を追悼して「ごめんなさい。忘れません」と書かれている (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:世宗文化会館です。光復節のための横断幕です。今、脇には海軍とみられる兵隊さんが間隔をおいて並んでいます。慶祝式が開かれ、朴槿恵大統領が演説します。 (credit:Saori Ibuki)
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(credit:Saori Ibuki)
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小室:(責任追及のための捜査権を民間人に与える)セウォル号特別法を制定せよ!とのデモです。 (credit:Saori Ibuki)
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小室:(責任追及のための捜査権を民間人に与える)セウォル号特別法を制定せよ!とのデモです。 (credit:Saori Ibuki)
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小室:(責任追及のための捜査権を民間人に与える)セウォル号特別法を制定せよ!とのデモです。 (credit:Saori Ibuki)
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【日本大使館前】\n庄司:慰安婦像前で手をあわせる家族の方々\n\n山下:しかし注意すべきはまだ一組だということです。これだけを大々的に挙げてしまうと誤解が生じます。\n\n海外メディアは慰安婦像に向かう人などには無関心です。彼らは何を撮りたいのだろうか… (credit:Tomoaki Shoji)
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日本大使館前 (credit:Tomoaki Shoji)
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【日本大使館前】\n庄司:お参りした学生が韓国の旗を掲げていました。この韓国の旗を渡したのは2回目でテレビの方がお願いをしていました。1回目はお祈りのみ。韓国国旗を捧げている風景が撮りたかったためだと思われます。\n\n山下:取材陣は一般のふらっと来た人を撮らなかったのに、少女と慰安婦と連想しやすい画を録りました。\n (credit:Tomoaki Shoji)
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【世宗文化会館前】\n\n伊吹:セウォル号座り込み、33日目、3日目などさまざまなようです\n\nパククネという言葉だけが聞き取れました。力づよい声、怒りがひしひしと伝わってきます。 (credit:Saori Ibuki)
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【世宗文化会館前】\n\n伊吹:セウォル号座り込み、33日目、3日目などさまざまなようです\n\nパククネという言葉だけが聞き取れました。力づよい声、怒りがひしひしと伝わってきます。 (credit:Saori Ibuki)
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【世宗文化会館前】\n\n伊吹:セウォル号座り込み、33日目、3日目などさまざまなようです\n\nパククネという言葉だけが聞き取れました。力づよい声、怒りがひしひしと伝わってきます。 (credit:Saori Ibuki)
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【日本大使館前】\n\n庄司:大声で叫んでいるおばあさん。日本大使館前を何度も行ったり来たり。\n\n山下:一般の方、いかにも韓国の女子学生という二人組、いかにも韓国の伝統的衣装を来たおばあさまで三組目です。 (credit:Saori Ibuki)
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【日本大使館前】\n\n庄司:大声で叫んでいるおばあさん。日本大使館前を何度も行ったり来たり。\n\n山下:一般の方、いかにも韓国の女子学生という二人組、いかにも韓国の伝統的衣装を来たおばあさまで三組目です。 (credit:Saori Ibuki)
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山下:外国人メディアの最初の入り込み具合。途中からおばあさまの罵倒が始まり、メディアはトーンダウンしますが。 (credit:Saori Ibuki)
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韓国のグーグルのトップページ。8月15日仕様
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伊吹:韓国歴史博物館では、国旗を配っています。\n (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:韓国歴史博物館では、国旗を配っています。\n (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:タプコル公園に着きました。中からは女性の歌声が聞こえます。 (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:タプコル公園に着きました。中からは女性の歌声が聞こえます。 (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:天女のような姿の女性たちが舞を踊っています。観客席にはかなりお年をめした男性が多い印象です。\n\n庄司:日本語はちょっとはなしづらいですね…\n\n伊吹:でもジロジロ見られたりってことはないような?\n\n庄司:でも、特にしゃべっていても問題はないです (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:天女のような姿の女性たちが舞を踊っています。観客席にはかなりお年をめした男性が多い印象です。\n\n庄司:日本語はちょっとはなしづらいですね…\n\n伊吹:でもジロジロ見られたりってことはないような?\n\n庄司:でも、特にしゃべっていても問題はないです (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:天女のような姿の女性たちが舞を踊っています。観客席にはかなりお年をめした男性が多い印象です。\n\n庄司:日本語はちょっとはなしづらいですね…\n\n伊吹:でもジロジロ見られたりってことはないような?\n\n庄司:でも、特にしゃべっていても問題はないです (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:独島(日本名:竹島)を守る活動。募金集めと横断幕への署名集めをしているそうです。小室さんが韓国語で話しかけるも、彼女が日本人であることもあって、言葉と言葉の間に間をおいて、かなり選んで答えていたようです。アメリカ、日本、韓国の三国の名前を出しつつ、「わたしは戦争には反対なんです」とは言うものの、言葉を濁してらっしゃいました。\n\nまたこの活動は、セウォル号の抗議も含め、市内各地で行われている8/15行事の一環だそうです。 (credit:Tomoaki Shoji)
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伊吹:独島(日本名:竹島)を守る活動。募金集めと横断幕への署名集めをしているそうです。小室さんが韓国語で話しかけるも、彼女が日本人であることもあって、言葉と言葉の間に間をおいて、かなり選んで答えていたようです。アメリカ、日本、韓国の三国の名前を出しつつ、「わたしは戦争には反対なんです」とは言うものの、言葉を濁してらっしゃいました。\n\nまたこの活動は、セウォル号の抗議も含め、市内各地で行われている8/15行事の一環だそうです。 (credit:Saori Ibuki)
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庄司:休憩をしている方々。テレビで見ているような反日デモという感覚はなく、自分としては毎年恒例の行事に来ているような感覚です。竹島署名はありましたが… (credit:Tomoaki Shoji)
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小室:ほんの少しですが、ラッパの音に合わせて黙祷がありました。 (credit:Tomoaki Shoji)
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小室:ほんの少しですが、ラッパの音に合わせて黙祷がありました。 (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:女子中学生で会場のボランティアをやっている子たちに聞いたところ、この会は光復節に合わせて、戦争で亡くなった人を悼むのが目的だそうです。\n\n「他のボランティアには参加したことはあったけど、光復節のボランティアは初めてで、来てみたはいいもののやることがなくて困ってる。高校のカリキュラムの一環でボランティアをしなければならなかったので、光復節のイベントなら、光復節も祝えるし、ボランティアで課されている時間も埋められるし、他の選択肢も特になかったからいっか〜と思って来た」そうです。\n\n小室:ボランティア自体はポピュラーなものみたいです。 (credit:Tomoaki Shoji)
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伊吹、庄司、小室の3人は西大門刑務所へ。独立運動家など、日本の植民地時代に刑務所として使われていた。現座は「西大門刑務所歴史博物館」として、当時の拷問の様子を再現した人形などが置かれている。\n\n小室:こんなに人が多いのは初めてみました。\n\n庄司:家族連れが多く、中にはカップルや友人通しで来ている若者もたくさんいます。\n\n伊吹:緑の芝生を風船をもった子供たちが走り回り、バンドが「聖者の行進」を演奏しています。そののどかな雰囲気の一方で、敷地内にはすすけた赤レンガの刑務所が静かに立ち並ぶ。そのミスマッチ感がわたしにはとても異様に感じられるのですが、周りは完全にお祭りピクニックモードです。 (credit:Tomoaki Shoji)
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伊吹、庄司、小室の3人は西大門刑務所へ。独立運動家など、日本の植民地時代に刑務所として使われていた。現座は「西大門刑務所歴史博物館」として、当時の拷問の様子を再現した人形などが置かれている。\n\n小室:こんなに人が多いのは初めてみました。\n\n庄司:家族連れが多く、中にはカップルや友人通しで来ている若者もたくさんいます。\n\n伊吹:緑の芝生を風船をもった子供たちが走り回り、バンドが「聖者の行進」を演奏しています。そののどかな雰囲気の一方で、敷地内にはすすけた赤レンガの刑務所が静かに立ち並ぶ。そのミスマッチ感がわたしにはとても異様に感じられるのですが、周りは完全にお祭りピクニックモードです。 (credit:Tomoaki Shoji)
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伊吹、庄司、小室の3人は西大門刑務所へ。独立運動家など、日本の植民地時代に刑務所として使われていた。現座は「西大門刑務所歴史博物館」として、当時の拷問の様子を再現した人形などが置かれている。\n\n小室:こんなに人が多いのは初めてみました。\n\n庄司:家族連れが多く、中にはカップルや友人通しで来ている若者もたくさんいます。\n\n伊吹:緑の芝生を風船をもった子供たちが走り回り、バンドが「聖者の行進」を演奏しています。そののどかな雰囲気の一方で、敷地内にはすすけた赤レンガの刑務所が静かに立ち並ぶ。そのミスマッチ感がわたしにはとても異様に感じられるのですが、周りは完全にお祭りピクニックモードです。 (credit:Tomoaki Shoji)
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山下:先日、韓国の博物館を回って感じたことは、歴史博物館も含め、子供が遊ぶ場所、広場を作り、家族で来られるようにしているということです。おそらく博物館を教育の場としたいのでしょう。大人から子供まで来られるようにと。 (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:中央の木は、「痛哭のポプラ」。1923年に死刑場が建設された際に植栽されたもので、死刑場に連れて行かれる人々が最後にすがって独立の恨を痛哭したそうです。 (credit:Saori Ibuki)
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伊吹:追悼の塔。塔の手前では子供たちが水鉄砲で遊んでいました。男の一人にこの塔が何の塔か知っているか聞いてみると、「殉国先烈の塔」「さっき見たから知ってる」と答え、今日は何の日か知っているか聞くと、「戦争」と一言。近所に住んでいるそうです。 (credit:Saori Ibuki)
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山下:こちらは報道陣の張りはすでほぼなく、湿気た感じです。\nしかし先程まで熱心におじさま二人が慰安婦像の前やその後ろの看板の下で写真をとっていました。 (credit:Tatsuya Yamashita)
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伊吹:本当に街は教皇歓迎ムードですね\n (credit:Saori Ibuki)
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ちょっとドキッとする光景。女子高校生、左の子は「東海、ちゃんと知ってる?」、右の子は「独島はどの国に属するか?」という通行人アンケート中 (credit:Saori Ibuki)
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ちょっとドキッとする光景。女子高校生、左の子は「東海、ちゃんと知ってる?」、右の子は「独島はどの国に属するか?」という通行人アンケート中 (credit:Tomoaki Shoji)
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【ソウル市庁前広場】\n\nセウォル号の責任追及のための特別法制定を求める集会が盛り上がっている。 (credit:Saori Ibuki)
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【ソウル市庁前広場】\n\nセウォル号の責任追及のための特別法制定を求める集会が盛り上がっている。 (credit:Saori Ibuki)
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【ソウル市庁前広場】\n\nセウォル号の責任追及のための特別法制定を求める集会が盛り上がっている。 (credit:Saori Ibuki)
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【ソウル市庁前広場】\n\nセウォル号の責任追及のための特別法制定を求める集会が盛り上がっている。 (credit:Saori Ibuki)
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【ソウル市庁前広場】\n\nセウォル号の責任追及のための特別法制定を求める集会が盛り上がっている。 (credit:Saori Ibuki)
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【ソウル市庁前広場】\n\n市庁前広場からデモ行進。大統領の責任追及と特別法制定を求めている。 (credit:Tomoaki Shoji)
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【ソウル市庁前広場】\n\n市庁前広場からデモ行進。大統領の責任追及と特別法制定を求めている。 (credit:Saori Ibuki)
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【ソウル市庁前広場】\n\n市庁前広場からデモ行進。大統領の責任追及と特別法制定を求めている。 (credit:Saori Ibuki)
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話し合う日韓の学生ら。左からジェホン、ソミョン、山下、小室 (credit:Tomoaki Shoji)
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韓国側の学生。左からゴノ、ジェホン、ソミョン (credit:Tomoaki Shoji)
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日本側の学生。左から小室、伊吹、庄司 (credit:Tatsuya Yamashita)
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日本側の学生。左から小室、伊吹 (credit:Tomoaki Shoji)
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話し合う日韓の学生。左からジェホン、ソミョン、山下 (credit:Tomoaki Shoji)
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話し合う日韓の学生ら。左から小室、伊吹、庄司、ゴノ、ジェホン、ソミョン (credit:Tomoaki Shoji)
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話し合う日韓の学生ら。左からジェホン、ソミョン、山下、小室 (credit:Tomoaki Shoji)
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話し合う日韓の学生ら。左からソミョン、山下 (credit:Tomoaki Shoji)