ポルシェ、新型「911カレラ4」と「911タルガ4」を発表 特徴は?【動画あり】

ポルシェは、新開発のターボエンジンと電子油圧制御の4WDを備えた、新型「911カレラ4」および「911タルガ4」シリーズを発表した。
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ポルシェは、新開発のターボエンジンと電子油圧制御の4WDを備えた、新型「911カレラ4」および「911タルガ4」シリーズを発表した。

ポルシェの新型「911カレラ4」と「911タルガ4」
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9月に発表された後輪駆動モデルに続き、4輪駆動モデルのカレラ4も外見と機能の両面において全体的なアップデートが施された。エンジンは出力とトルクの異なる2タイプの選択肢があるが、いずれもダウンサイジングした3.0リッター水平対向6気筒ツインターボを搭載する。ベースモデルは最高出力370psと最大トルク45.7kgm、Sモデルは420psと50.9kgmを発揮。トランスミッションは7速MTと7速PDKが用意される(日本仕様はクーペのみ7速MTを選択可)。これまでと同様、リア・フェンダーは後輪駆動のカレラより44mmワイドで、左右のテールライトをつなぐ赤いガーニッシュがカレラ4の特徴だ。

ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)は標準装備だが、スポーツクロノパッケージ(「918スパイダー」から継承したモードスイッチがステアリングホイールに追加)はオプションとなる。また、カレラ4Sには4輪操舵の「アクティブ リアアクスルステア」がオプションで提供される。そしてもちろん、ボディ・スタイルの選択が必要だ。クーペ、カブリオレ、「タルガ」の全3タイプがあり、いずれも標準の370psのエンジンかSモデルの420psのエンジンを組み合わせることが可能。これは、従来とほぼ同じ選択肢となるが、12%の燃費改善を実現しながら、スピード、パワーともに向上している。

0-100km/hは、カレラ4のPDKとオプションのスポーツクロノパッケージ仕様車が4.1秒(自然吸気エンジン搭載の先代と比べ0.4秒向上)、カレラ4Sでは3.8秒(0.3秒向上)となっている。カブリオレとタルガはそれぞれ同じエンジンのクーペより0.2秒だけ遅れる。今回の改良で、4輪駆動のカレラ4が後輪駆動のカレラを初めて加速性能で上回った。最高速度はカレラ4 カブリオレおよびタルガ4の287km/hから、カレラ4sの305km/hまで。日本では10月13日(火)より全国のポルシェ正規販売店にて予約受注を開始するという。各モデルの消費税込み価格は以下の通り。

・カレラ4(7速MT) 1,372万円

・カレラ4(7速PDK) 1,437万1,000円

・カレラ4 カブリオレ(7速PDK) 1,610万1,000円

・カレラ4S(7速MT) 1,647万円

・カレラ4S(7速PDK) 1,712万1,000円

・カレラ4S カブリオレ(7速PDK) 1,913万円

・タルガ4(7速PDK) 1,610万1,000円

・タルガ4S(7速PDK) 1,913万円

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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(2015年10月10日「Autoblog Japan」より転載)