レイプ被害、アメリカ人女性の5人に1人(調査結果)

アメリカ人女性の19.3%、アメリカ人男性の1.7%がレイプ被害に遭っている(ここでのレイプとは、「強姦(性器の強制挿入)」「強姦未遂」「アルコールまたは薬物を悪用した強姦」と定義されている)。
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Bojan Kontrec via Getty Images

アメリカ保健福祉省に属する疾病管理予防センター(CDC)は9月5日、「親密なパートナーならびに性的暴行に関する全米調査報告書(National Intimate Partner and Sexual Violence Survey)」を発表した

もとになったデータは、全米50州とコロンビア特別区(ワシントンD.C.)に住む18歳以上の1万2727人を対象に2011年に行われた電話による聞き取り調査で、「親密なパートナーによる暴力、性的暴行ならびにストーカー行為」がテーマだった。調査対象者の内訳は、女性が6879人、男性が5848人だ。

この調査によると、アメリカ人女性の19.3%、アメリカ人男性の1.7%がレイプ被害に遭っている(ここでのレイプとは、「強姦(性器の強制挿入)」「強姦未遂」「アルコールまたは薬物を悪用した強姦」と定義されている)。

つまり、アメリカに住む女性のほぼ5人に1人がレイプ被害者だということになる。その数は2300万人超だ。

その数は「これまでにそうした体験がある」と答えた人の数だが、調査に協力してくれた女性のおよそ1.6%が、「過去1年間に」レイプされたことがあると答えている。より広範な人口に当てはめれば、アメリカでは毎年190万人以上の女性が、レイプもしくは強姦未遂の被害に遭っている計算だ。この数字は、「ニューヨーク・タイムズ」紙が報じた他の推定値と一致する。

さらに、調査に協力してくれた女性の約43.9%ならびに男性の約23.4%が、他の種類の性的暴行(その定義は「性器挿入の強制」「性行為の強制」「望まない性的接触」ならびに「接触を伴わない望まない性体験」)を受けたことがあると述べている。

今回の調査では、性的暴行(レイプ、強姦未遂ならびに他のタイプの性的暴行)、ストーカー行為、そして親密なパートナーによる身体的暴力の3つのカテゴリーが分析された。その結果、3カテゴリーすべてにおいて、被害者の多くが25歳前に初めてそういった経験をしていることが明らかになった。例えば、レイプされた経験を持つ女性のうち78.7%が、25歳前に初めて被害を受けたという(「18歳前」と答えたのは40.4%)。

報告書ではまた、親密なパートナーによる身体的暴力に関する分析も行なわれている。具体的には、硬い物による殴打、火など熱い物を使った暴力、および/または、殴る蹴る、などの行為で、データからは、女性の22.3%ならびに男性の14%が、そういった深刻な身体的暴力を受けていたことがわかった。

ストーカー行為、性的ならびに身体的暴力については、女性の被害者の大半が「加害者は男性だった」と述べたのに対し、男性に性的危害を加えた加害者は、暴力の種類によって異なっている。男性がストーカー行為の加害者に挙げたのは女性が多く、一方、男性がレイプの加害者に挙げたのは圧倒的に男性だった。

なお、CDCは同様の調査結果を2011年にも公表している。また、WHOは2013年、世界中でおよそ「3人に1人」の女性が、生涯のうちに少なくとも一度は性的または肉体的な暴力を受けた経験があるという報告書を発表している(日本語版記事)。配偶者を含む性的パートナーによる暴力が圧倒的に多いという。

[Alanna Vagianos(English) 日本語版:遠藤康子/ガリレオ]

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