2014年 桜の開花予想(吉田友海)

全国的に真冬の寒さとなっている今日ですが、春が近づいていることを感じさせる話題です。日本気象協会では2014年の桜の開花予想を発表しました。
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■全国トップは高知 都心は最近10年で3番目に遅く

全国的に真冬の寒さとなっている今日ですが、春が近づいていることを感じさせる話題です。日本気象協会では2014年の桜の開花予想を発表しました。

昨年の桜前線は福岡や宮崎からスタート。西日本や東日本では平年より早く咲き始め、東京都心は平年より10日も早い3月16日に開花しました。そのあとの桜前線の進みはゆっくりになり、東北北部や北海道では平年より10日くらい遅い開花となりました。

今年は桜(ソメイヨシノ)が全国のトップをきって咲きはじめるのは高知の予想です。平年より早い3月19日頃に開花する見込みです。次いで、九州で、春分の日(3月21日)頃から咲き始める所が多いでしょう。

各地の開花日は平年並みの所が多く、九州から関東南部は3月下旬となる見込み。

東京都心は3月29日頃と平年より遅い予想。東京は最近10年では3番目に遅く、お花見の時期はいつもより遅くなりそうです。

関東北部や北陸は4月上旬、東北は4月上旬から下旬、北海道はゴールデンウィーク頃からとなる見込みです。

見頃は 福岡は3月末 大阪や東京は4月はじめ頃

桜の開花は、前年の秋から開花日までの気温が影響し、晩秋に冷え込み、春先に暖かくなると開花が早くなります。昨年の晩秋は九州から北陸にかけて冷え込みが強まりました。この先、2月から4月の気温は平年並みか低い予想ですが、暖かい日が数日続くような時期もある見込みです。

このため、各地の桜の開花日はおおむね平年並みですが、四国と九州は昨年の晩秋の冷え込みで桜の花芽が休眠から順調に目覚めとみられ、平年より早い所があるでしょう。一方、関東は3月に予想される低温の影響で、平年より遅い所がある見込みです。

見頃は、福岡は3月末から、広島、大阪、名古屋、東京は4月のはじめ頃からとなりそうです。

各地の予想開花日は下記リンク

昨日、今日と真冬の寒さで、春はまだまだ先に感じられますが、今年の桜前線は例年より早くスタートしそうです。桜色に街が染まる日が楽しみですね。

関連リンク

吉田 友海

気象予報士

信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。

現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。

土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。