人の感情は音に現れる

話を単なる文字として捉えるのではなく、音から感情をキャッチする能力は、人が本来持っている本能です。

普段、私たちが何気なく会話している中でも、文字にすると同じセリフなのに

話し方によって大きく意味が変わってきたりすることありますよね。

話を単なる文字として捉えるのではなく、

音から感情をキャッチする能力は、人が本来持っている本能です。

嬉しい時には、嬉しい音・高い音、

悲しい時には、悲しい音・低い音で、

人は話をします。

人の感情は会話の中でどの音に現れるか

相手が嬉しかったり悲しかったりを素直に音に出して会話する場合、

話を聞く側の私たちは特段意識しなくても

相手の感情を音から感じ取る事ができます。

では、意識して会話の中から相手の感情を感じ取ろうと思ったときには

どの音を意識すればよいと思いますか?

会話の最初のフレーズ?

語尾に感情が現れる?

正解は息継ぎ(ブレス)です。

しんどい時には、しんどい息継ぎ、

嬉しい時には嬉しい息継ぎ、

怒っている時には浅い息継ぎになります。

息継ぎも相手に合わせて聞いていくと、

相手はものすごく話やすくなり、「聞いてもらえた」実感を得やすくなります。

結果、話の長い人であっても、「聞いてもらえてすっきりした」と、

話の時間が短くなるということもあります。

音に意識を向けて話を聞いていくことで、相手の心の中に入り込み、

話し手の心の奥底まで触れに行く事ができるのです。

(2016年10月07日「ボトルボイス」より転載)

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