東京都が「4・4・4制」の小中高一貫校導入を検討

都立小中高一貫校を作るべきーー。東京都の小中高一貫校開設に関する検討委員会が、小中高を「6・3・3制」で分けず、4年ごとに分ける「4・4・4制」の導入を検討すべきだとした中間まとめを、都の教育委員会に発表することが8月21日に明らかになった…
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Children in Formal Suit Walking Together, Holding Hands
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都立小中高一貫校を作るべきーー。

東京都の小中高一貫校開設に関する検討委員会が、小中高を「6・3・3制」で分けず、4年ごとに分ける「4・4・4制」の導入を検討すべきだとした中間まとめを、都の教育委員会に発表することが8月21日に明らかになった。時事通信が報じた。

なぜ、小中高一貫校が議論されることになったのか。産経新聞によると、猪瀬直樹知事が「受験、受験で切れるのではなく、(子供が)ものを考えていけるような形にしなければいけない。中高一貫校はあるわけで、小中高もやってみよう」と発言したことで、研究のための予算が盛り込まれたとされる。

同検討委員会では、小中高一貫校において、理数系に強いグローバルな人材を育てたいとし、児童生徒一人一人の潜在能力を最大限に引き出す新たな教育モデルを構築するとしている。今年4月から委員会を開催し、教育理念や、学校規模、入学者決定方法などを議論し、中間まとめは22日に、来年3月に正式な報告書を提出予定だ。

これまでの検討委員会では、委員たちの間で下記のような発言があった。

論理思考ができる脳をつくることが一番大事で、これができるのが小学校4年生から中学生にかけてである。この時期に睡眠時間をどんどん短くして、心も不安定な状態にすると、脳がうまく発達しない、だから論理力が落ちる。小中高一貫教育校の最も良い点は、受験が無駄とは言わないが、受験勉強をなくすることで脳をもっとよく発達させられるのではないかということである。

(東京都「第1回 都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会会議要旨」より。 2013/04/25)

重要なことは、優秀な子供、才能に恵まれた子供をどのように集めるかということである。小学校で選抜するのはなかなか難しい。能力の分化が進むのは、小学校5、6年生あたりからであるから、小学生段階でどのように集められるか。

(東京都「第1回 都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会会議要旨」より。 2013/04/25)

優れた能力を持った子供の中には、発達障害の診断を受けるような子供もいる。そういう子供を受け入れる学校が公立の中にあるべきではないか。そういう子供が持っている良い面を伸ばすことが必要である。

(東京都「第1回 都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会会議要旨」より。 2013/04/25)

家庭教育にも力を入れて、家庭との連携を強化していけば、どんな子供でも小学校1年生から高校3年生までの間に徳と知が身に付いてくるのではないか。

(東京都「第2回 都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会会議要旨」より。 2013/04/25)

高等学校段階では全ての教育を英語で行うくらいのことが検討できないか。

(東京都「第3回 都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会会議要旨」より。 2013/04/25)

現在の6-3-3制よりも、3歳から9歳くらいまでを第1段階とし、それから10歳から4年間くらいが第2段階、そして最後に仕上げの段階というほうが、子供の脳の発達から考えると、理にかなっている。

(東京都「第3回 都立小中高一貫教育校基本構想検討委員会会議要旨」より。 2013/04/25)

文部科学省によると、公立では長崎県などで市立小中学校と県立高校の連携はあるが、小中高一貫校は都道府県立ではないと朝日新聞デジタルが報じている。私学では早稲田実業学校(国分寺市)や、4月開設予定の慶応義塾横浜初等部(横浜市)などがある。

また、予備校大手の河合塾が、海外名門大進学めざす中高一貫校を東京で設立するとしていることが、7月に報じられている。公立で初めてとなる小中高一貫校が、どのようなシステムでスタートするのか、注目が集まりそうだ。

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