「竹鶴」一部が販売終了へ ニッカウヰスキーの主力商品

国産ウイスキーの需要増にともなう原酒不足のためと報じられています。
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ニッカウヰスキーの公式サイトより

ニッカウヰスキー(東京)が、看板商品であるウイスキー「竹鶴」の一部商品を、原酒不足のため販売終了とすることが分かった。共同通信などが1月12日に報じた。

共同通信によると、販売終了になるのは、「竹鶴」のうち、ラベルに熟成年数が入った「竹鶴17年ピュアモルト」「竹鶴21年ピュアモルト」「竹鶴25年ピュアモルト」の3商品。2020年3月末に販売終了になる見通しだという。

販売終了になる3商品は、世界的な酒類品評会の「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2019」でダブルゴールドやゴールドを受賞するなど、国内外で高い評価を得てきた。

販売終了となる背景にあるのが、ウイスキー需要の高まりに伴う原酒の減少。国内ではハイボール人気などのため、国産ウイスキーの出荷量は急増。日本洋酒酒造組合の統計によると、2008年に比べ2018年の出荷量は2倍以上に増加した。

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人気が高まっているハイボール
bong hyunjung via Getty Images

こうした影響を受け、原酒不足による国産ウイスキーの販売終了、販売休止が続いている。NHKなどによると、サントリーは「白州」や「響」の一部を販売休止。ニッカもこれまでに「余市」や「宮城峡」の一部商品で出荷を制限している。

「竹鶴」の販売終了の知らせに、ウイスキー好きとみられるTwitterユーザーからは惜しむ声が相次いでいる。あるユーザーは「バーに入ってこれ見たらそりゃ呑みますよね」と「竹鶴17年ピュアモルト」のボトルの写真を投稿。別のユーザーは、やはり晩酌シーンの写真を添えて「大切に飲ませていただきます」と投稿した。