八村塁選手が、日本のファンに注目して欲しいこと「日本人のバスケは通用する」

NBAドラフト指名を受けた後、Rakuten TVのインタビューに応じました。
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時事通信社

八村塁選手が6月21日、 NBAドラフト会議のワシントン・ウィザーズから1巡目全体9位を指名を受けた。

「夢に思っていたことが、段々と目標になってきて、呼ばれてあそこで、ステージに立って、夢を見ているみたいです」

指名後にRakuten TVのインタビューに応じた八村選手は、そう感想を述べた。

バスケ解説者の塚本清彦さんから「予想はできなかったと思うけど...」と聞かれたが、「準備はできていました。エージェントが来るかもと話していた」と、サプライズ指名ではなかったことを明かした。指名がわかったタイミングを聞かれ「直前。時間が決まった時に、『9位で完璧にくる』と言われた」と答えた。

その瞬間を「考えられない。今までにない気持ちでした」と振り返る一方で、「ドラフト会議はイベント。入ってからが重要」と気を引き締めた。

チームの印象について「オールスター選手や他にもいい選手がいっぱいいて、まだ育っている段階」と語った上で、「僕が入って、インパクトを与えられるのではないか。僕の良さは、ディフェンスからオフェンスに切り替える速攻の部分で活きてくる、ディフェンスでも貢献できる」と自身の持ち味をアピールした。 

対戦したい選手は、MVPに輝いたミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ選手をあげた。優勝したトロント・ラプターズのエース、カワイ・レナード選手と比較されていることに対しては、「僕も体も似ているので、プレーのいいところを真似している」と答えた。

八村選手は、日本国旗のバッチを身につけてNBAドラフト会議に臨んでいた。質問が服装に及ぶと、羽織っていたジャケットを広げて、日本画が描かれた裏地を見せ、中継先のスタジオからどよめきも上がった。 

朝に聞いた音楽を聞かれて「聞く時間なんかなかった」と返し、笑いが起きた。

日本のバスケファンに注目して欲しい点に問われ、次のように答えた。

 「日本人としてバスケしてきて、通用するんだということを見せたいです。日本のバスケは通用しないと言われてきた中で、NBA選手が2人いるということなので、日本の人に見せられるのではないかと思います」