母の日本、父のベナン。八村塁はルーツをジャケットの裏地で表現した

片側には、富士山などが描かれた日本の浮世絵模様。もう片側には、アフリカ・ベナンの伝統的なデザインと思われる柄が。

6月21日に開かれたNBAドラフト会議で、ワシントン・ウィザーズから指名を受けた八村塁選手。

当日の身につけた服装には、特別な思いが込められていた。

ワインレッド地に、青のまだら模様のジャケット。胸のフラワーホールにつけたバッジは、日本の国旗のものだった。

ジャケットの裏地には、2つのデザインをあしらった。片側が、富士山などが描かれた日本の浮世絵模様。もう片側が、アフリカ・ベナンの伝統的なデザインと思われる柄。 

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ワシントン・ウィザーズの公式Twitterより

八村選手は、日本人の母親と、ベナン人の父親との間に生まれた。自分のルーツを、ジャケットの内側に表現しながら、NBAドラフトの舞台に立っていた。

指名後の「Rakuten TV」の記者会見で、服装について話が及び、ジャケットを開いて両サイドの裏地を披露。鮮やかなデザインに、インタビュアーや中継でつながっているスタジオから「おー!」と歓声が上がった。

自分で選んだのかと聞かれ、「そうです」と答えた後、「こっちは僕のベナンのもう一つの(ルーツ)」と説明していた。