天皇陛下の「即位礼正殿の儀」は22日、インターネット中継も予定。その時間は?

天皇陛下が即位を広く披露するための「即位の礼」。22日に行われる中心の儀式「即位礼正殿の儀」とは?主な式次第をまとめた。
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即位礼正殿の儀のリハーサルのため、皇居に入られる天皇、皇后両陛下=15日、皇居・半蔵門[代表撮影] 撮影日:2019年10月15日
時事通信社

天皇陛下が即位を広く披露するための「即位の礼」。その中心となる儀式「即位礼正殿の儀」が22日午後1時、皇居・宮殿の「松の間」で行われる予定だ。

同日はパレード「祝賀御列の儀」も予定されていたが、台風19号の被害が大きいことを考慮して、11月10日の開催に延期となっている。

即位礼正殿の儀には、内閣総理大臣、衆参両院議長、最高裁判所長官の「三権の長」や、200カ国近くの外国元首らを含む、約2000人が出席する予定。

内閣府によると、儀式の模様は、22日午後1時ごろから、政府広報オンラインライブ中継されるという。

 

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「即位礼正殿の儀」で参列者に配られる記念品。装束姿の天皇、皇后両陛下の写真と式次第。「高御座と御帳台」(右上)、「皇室と皇居」という題が付いたアルバム(同下)。三つセットで手前の青い箱に収められている=18日、首相官邸
時事通信社

 


(即位礼正殿の儀、主な式次第)

22日午後1時


・天皇陛下が皇居・宮殿の正殿松の間に入り、高御座にのぼる。

・ 剣・璽(まが玉)、国璽(国印)、御璽(天皇印)が「案」と呼ばれる机上に置かれる。

・皇后さまが正殿・松の間に入り、高御座の隣の御帳台にのぼる。

・参列者が鉦(しょう)の合図で起立する。

・侍従・女官が高御座、御帳台の御帳を開く。

・参列者が鼓(こ)の合図により敬礼する。

・天皇陛下がお言葉を述べる。

・首相が寿詞(よごと、祝辞)を述べる。

・首相が万歳三唱。参列者が唱和する。

・天皇陛下が退出する

・皇后陛下が退出する。

 

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高御座(左)と御帳台
時事通信社(代表撮影)

 

(その後も続く儀式)

天皇皇后両陛下は、22日夜には皇居・豊明殿を主な会場に、海外などからの賓客をもてなす「饗宴(きょうえん)の儀」にも臨まれる。

その後、11月10日にはパレード「祝賀御列の儀」、11月14・15日には国家の安寧と五穀豊穣を祈る「大嘗祭」の中心的な儀式「大嘗宮の儀」なども行われる。