新型コロナウイルスで乗客2人死亡、厚労省職員と内閣官房職員も感染 【ダイヤモンド・プリンセス号】

ダイヤモンド・プリンセス号の乗客で死亡が確認されたのは初めて。
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Takashi Aoyama via Getty Images

新型コロナウイルスの集団感染が発生している大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客で、80歳代の男女2人が死亡したとNHKニュースが2月20日、報じた。2人は新型コロナウイルスに感染し、入院して治療を受けていたという。

毎日新聞も、関係者の話として、感染が確認された80代の乗客2人が死亡したと報じた。

クルーズ船内ではこれまで、検査された3011人のうち、621人の陽性が確認されていた(19日時点)。うち322人は無症状という。16日時点で、19人が重症だと報じられていた

クルーズ船の乗客で死亡が確認されたのは初めて。新型コロナウイルスによる感染症では、2月13日、神奈川県在住の80代女性の死亡が確認された。

【UPDATE 2020/2/20 17:30】

厚労省の発表によると、亡くなったのは神奈川県在住の80代男性と、東京都在住の80代女性。男性は気管支喘息を疾患しており、狭心症の治療歴があったという。女性に基礎疾患はなかった。

男性は2月11日に入院し、12日に新型コロナウイルス陽性が判明。15日に呼吸状態が悪化し、20日朝に死亡が確認された。

女性は12日に入院し、13日にウイルス陽性がわかった。14日に呼吸状態が悪化し、男性と同じく20日に死亡が確認された。

また、ダイヤモンド・プリンセス号の船内で事務業務にあたっていた厚生労働省の職員1人と、内閣官房職員1人が新型コロナウイルスに感染したことも20日、新たにわかった。2人はすでに入院しており、治療を受けているという。