トランプ大統領が弾圧者のリスト作成へ。「ウイグル人権法」とは?

トランプ大統領が署名し、成立した「ウイグル人権法」はどんな法律?現地メディアは、「トランプ氏が収容施設の建設を支持していた」とする元補佐官の証言も報じている。
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大阪市で開かれた米中首脳会談を前に撮影に応じるトランプ大統領(左)と習近平国家主席。(2019年6月)
AFP=時事

トランプ大統領が6月17日、「ウイグル人権法案」に署名し、同法が成立した。「中国が内政干渉だとして、激しく反発するのは必至」との報道も。どんな法律なのか?

 

■どんな内容?目的は?

同法は、中国・新疆ウイグル自治区のウイグル族弾圧に関わった中国当局者に対し、大統領が制裁を科すよう定める。共同通信などによると、同法は中国が2014年以降、100万人以上のウイグル族たちを強制収容したことを指摘。ウイグル族やそのほかのイスラム系少数民族に対する人権侵害を非難していた。

その上で、同法は大統領に対し

・180日以内に、拷問や不当な長期拘束を実施した中国当局者を特定する

・特定された当局者をアメリカ議会に報告し、資産凍結や入国禁止などの制裁を科す

ことを求めている。

 

■収容施設の建設を支持?”暴露本”に波紋

一方、複数の現地メディアは16日、近く出版されるジョン・ボルトン元大統領補佐官の回顧録に、トランプ大統領が中国政府にウイグル人収容施設の建設を支持する考えを伝えていたとする内容を記している、と報じた。

CNNは、ボルトン氏の著作の一部を引用。記事の中で、トランプ氏が中国の習近平主席と2019年に会談した際、ウイグル族を収容する新疆ウイグル自治区内の施設に対し、「正しいことで、建設を進めるべきだ」との考えを伝えていたと報じている。