盲導犬になれなかった犬、山火事で疲弊する消防士たちを癒やす(モフモフ写真・動画集)

アメリカ・カリフォルニア州で続く山火事。消防士たちのリラックスした表情が印象的です。
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歴史的な規模で山火事が続いているアメリカ・カリフォルニア州。

ブルームバーグは8月25日付の記事で、2020年に入って同州では7000件以上の山火事が発生しており、2019年と比べて63%増えていると報じた。

そんな中、緊迫する火災現場で働く消防士たちを癒やす1匹のセラピー犬がいる。2歳のゴールデンレトリーバー、ケリスだ。

CNNや地元メディアのSFGATEによると、ケリスはもともと、盲導犬になるための訓練を受けていた。しかしそのエネルギッシュで愛情深い性格が盲導犬には向かず、1年前にセラピー犬の資格を取ったという。

新型コロナウイルス感染症が流行する以前は、マリン郡の消防署を頻繁に訪れ、特に困難な通報に対応した消防士を癒していた。しかし感染拡大とともに消防署を訪れることはできなくなり、ケリスは「落ち込んでいた」と飼い主のカルメンさんはSFGATEの取材に答えている。

山火事で過酷な作業が続く中、特別な許可を得て消防士たちと触れ合うことが許されたという。ケリスのインスタグラムでは、消防士たちがリラックスした表情でケリスと触れ合う姿や、消防車にケリスを乗せて楽しむ姿などが投稿されている。

 8月22日にはインスタグラムに、消防士とケリスが抱き合う写真を投稿。「火事が多すぎて資源が不足しており、山火事は拡大している」「ベースキャンプの士気を高めるために最善を尽くす」としている。