鳥貴族、酎ハイに誤って消毒用アルコール 「味がおかしい」指摘あったが...

居酒屋チェーン「鳥貴族」は15日、千葉県柏市の南柏店で、酎ハイを作る際に、焼酎ではなくアルコール製剤を誤って使っていたと発表した。
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torikizoku.co.jp

居酒屋チェーン「鳥貴族」(大阪市)は8月15日、千葉県柏市の南柏店で、酎ハイを作る際に、焼酎ではなく手の消毒に使うアルコール製剤を誤って使っていたと発表した。7月19~23日の5日間に151杯を提供したが、同社は「人体への影響はなく、現時点では健康被害の報告はない」と説明している。

鳥貴族の発表によると、従業員が7月19日、焼酎の容器を接続するドリンクサーバーに、誤って食品添加物アルコール製剤を接続した。焼酎とアルコール製剤の両方とも液体が透明で、容器の大きさや形も似ていて違いに気づかなかったという。

アルコール製剤はサトウキビから作ったエタノールを原料としており食品にも使われるが、同社は調理場で従業員が手の消毒に使っていた。

誤って作られたものは通常の酎ハイより泡立ちが多く、客から「味がおかしい」との指摘が数件あった。しかし店は原液が原因とは考えず、7月23日にサーバーの点検を依頼して誤りが判明したという。

同社は、飲んでしまった客には代金を返金する。問い合わせは平日の午前10時~午後5時、窓口(050・8881・2798)へ。