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「夫にも父にも恥ずかしがらずに話しています」関根麻里が明るく付き合う「UI(尿もれ)」とは

20代から60代女性の2人に1人以上が様々なシーンで経験…
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Kohei Hara

「UI」という言葉をご存じだろうか。「Urinary Incontinence(ユリナリー・インコンチネンス)」の略語で、尿もれを意味する。

重い物を持ったり笑ったりして、お腹に力が入った瞬間に「あれっ?」。あるいは体が冷えたり、冷たい水を触ったりした時に我慢できずつい…。成人女性の半数以上が、様々な場面でUIを経験していることが、調査によって明らかになった。

UI経験者で去年二人目のお子さんを出産したタレントの関根麻里さんは「女性たちが適切な情報やケア製品を知ることで『UIさん、こんにちは!』と、笑って症状と付き合えるようになれば」と願っている。

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(プロフィール)関根麻里(せきね・まり)さん: 1984年10月22日生まれ。2006年に米・エマーソン大学を首席で卒業後、デビュー。現在は二児のママ。
Kohei Hara

UIは「妊娠あるある」ママ友の話に安心 家族にもオープンに話す

関根さんが初めてUIを経験したのは、1人目の子どもを妊娠していた時だ。

「妊娠後期に入ってUIが起きて『来たぞ、これか』と思いました」

UIにはいくつかのタイプがあるが、妊産婦に多く見られるのが「腹圧性尿失禁」だ。膨らんだ子宮で膀胱が圧迫されたり、尿道を支える骨盤底筋が、出産で傷ついたりして起きる。

関根さんは助産師から、「妊娠中はUIが起りやすい」などと説明を受けていた。

「誰にでも起こりうることだと事前に知らされていたおかげで、不安も恥ずかしさも感じずにすみました。体の不調を示す症状ではないと、知っていたことも大きかったです」と振り返る。

オープンに何でも話し合えるという関根さん一家。夫や両親にも「体の変化の一つとして」UIについて伝えた。

「両親に『最近体調はどう?』と聞かれて、腰も痛いし胃は圧迫されるし、UIもあって、くしゃみの時や大笑いした時が危ない、といった話をしました。母はもちろん出産経験があるので、よく理解してくれましたし、父(タレントの関根勤さん)も、『そういう変化があるんだ』という反応でした」

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Kohei Hara

先輩ママたちの話から、UIが「妊娠あるある」の一つだと知ることができたのも、安心感につながったという。

「先輩ママがみんな笑いながら『分かる分かる』と話していたので、1人で悩みを抱え込まずにすみました。仲間がいて心強かったです」

 20代のUI経験者、6割以上が「出産経験なし」 女性の社会進出が背景に

実は出産経験のない20代女性でも、UIに悩む人はたくさんいる。化学大手のプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)が昨年、日本に住む20~60代の女性4万人を対象に実施した調査によると、UI経験者の割合は20代でも57.1%に上り、そのうち6割以上は、出産を経験していなかった。

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プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)の調査データ

泌尿器科の臨床経験が豊富で産婦人科の知見も持つ、亀田総合病院ウロギネセンター長の野村昌良医師によると、UIによる女性の外来患者数は時代とともに「劇的に増加」しているという。女性の社会進出に伴う生活習慣の変化などが、背景にあると分析する。

UIのうち、若い女性に多いとみられるのが、体が冷えた時や冷たい水を触った時などに急に強い尿意を感じる「切迫性尿失禁」だ。膀胱の筋肉が硬くなる「カチカチ膀胱」や、膀胱が過剰に活動することなどが原因とされる。

切迫性のUIは、座り続けることによる骨盤のうっ血が、症状を引き起こす一因だという。またアルコールやカフェイン、からい食べ物、果物や生野菜に含まれるカリウムなどを摂りすぎて、膀胱が刺激されることによっても起こりうる。

深夜までデスクで残業し、飲み会でお酒を飲んでからいエスニック料理を食べ、翌朝暴飲暴食を反省して生野菜を摂る…。そんな生活を送る女性は、結構多いのではないだろうか。

だが「尿もれ」には、高齢者や妊産婦に起きるというイメージも強く、20代だと「若いのに尿もれなんて」と、1人で悩むことも多そうだ。

UIを恐れるあまり水分を控えたり、予防的に頻繁にトイレに通ったりするのは対策としてNG。むしろ尿意を覚えたら、少しだけトイレに行くのを我慢してみる「膀胱トレーニング」で、筋肉を伸ばすのが効果的だという。

関根さんは「妊娠しなくても、いろいろな要素でUIは起こりえます。友人に言いづらければ、専門医に相談してみては。正しい対処法を知ることで、より前向きに、快適に過ごせます」と勧めた。

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「ささくれ」「白髪」感覚で語れるように 男性にも知ってほしい

調査によると、UIを経験した女性の57.6%は、誰にも相談していなかった。だが関根さんは「『ささくれができちゃった』『最近白髪を見つけちゃって』程度のライトな感覚でUIを話し合えるようになれば、女性がひとりで悩まずに済むのではないでしょうか」と話す。

自分から積極的に体験を語るのも「UIについて発信する人が増えることで、女性たちの心が少しでも軽くなれば」という思いからだ。

また関根さんは男性にも、もっとUIについて知ってもらいたいと考えている。

「若い未婚の男性は、そもそも情報に触れる機会すらありません。私は男女問わず、会話の流れでUIに触れますし、パパ、ママになる人には『人それぞれではあるけれど、私が妊娠した時はこういうことがあったよ』と、体験を伝えるようにしています」

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Kohei Hara

学校の保健体育などでは、女性の生理や妊娠の仕組みについては教えるが、出産にまつわる女性の体の変化やリスクなどについては、ほとんど触れられない。このため女性であっても、妊娠後に助産師や母親学級を通じて、初めてUIなどについて知るケースがほとんどだ。

「妊娠・出産に伴う具体的な体の変化や、育児の大変さについて、男女ともに学校教育の中で学ぶ機会があってもいいかもしれません。いざ経験した時、頭の片隅に知識があるのとないのでは、対応がかなり違います」とも、関根さんは提案する。

関根さんは、助産師に骨盤底筋を引き締めるエクササイズを教えてもらい、出産してからすき間時間を使って、マイペースに運動を続けていた。そのうちに気が付くと、症状は治まっていたという。

「年齢を重ねるうちに、これからもUIを経験することになるかもしれません。その時も『UIさんこんにちは、久しぶり!』と笑って、体操やケアに取り組みたいですね」と、笑顔で話していた。

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好きな時に笑いたい ケア製品で得られる安心感

UIは適切な対策をしなければ、外出をためらうなど、生活の質が大きく低下しかねない。食生活の改善や運動、膀胱トレーニングなどは効果的な方法ではあるが、翌日に症状が治まるといった「即効性」には乏しい。

関根さんはエクササイズと並行して、UI専用のパッドを利用していたという。「良いケア製品を使って安心感を得れば、トレーニングにも焦らずに取り組めます」。

P&Gは昨年10月から、新・吸水ブランド「ウィスパー」として、UI専用ケア製品の日本展開を始めた。吸水ナプキンやパッド、パンツなどのラインナップをそろえ、UIの多めな人、少なめな人それぞれが、適した商品を選べるようになっている。いずれも女性のボディラインや動きやすさを考え、薄さや柔らかさに配慮した。

関根さんは言う。

「今のケア製品は本当に進化していて、薄いし付け心地も快適。『笑ってお腹に力が入っちゃったら…大丈夫かな』とドキドキしながら暮らすより、何も気にせず、好きな時に大笑いしたいですよね」

◇ ◇ ◇

関根さんも愛用する「ウィスパーうすさら」について

1986年から2018年3月まで、生理用品ブランドとして親しまれてきた「ウィスパー」は、2019年10月に新・吸水ケアブランド「ウィスパーうすさら」に生まれ変わりました。

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「ウィスパーうすさら」には、おりもの&水分ケア向けの「ウィスパー1枚2役Wガード<吸水ライナー>。軽いUI向けの「ウィスパーうすさら吸水<吸水ナプキン>。量が多めのUI向け「ウィスパーうすさら安心<吸水パッド>。

このほかに、長時間安心のパンツタイプ「ウィスパーうすさらシルキー<プレミアムパンツ>」がラインアップ。

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※2018年売上額シェアにおける50cc代表的製品との比較(インテージ調査)。吸収容量によって異なります。

ウィスパーうすさらは、持ち運びにも便利な薄さ。

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吸水後も薄くてさらさらしており、ねじっても逆戻りしません。

紫を基調とし、花モチーフのデザインでどなたでも手に取りやすいパッケージです。

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ウィスパーではより多くのお客様に「ウィスパーうすさら」をお試しいただきたいという想いから、応募者全員が自分にぴったりの製品をもらえるキャンペーンを実施中です。

応募はこちらから。2020年6月30日まで。

(取材:磯本美穂 川越麻未 文:有馬知子)