今江祥智さん死去 児童文学作家、「優しさごっこ」「ぼんぼん」

「優しさごっこ」「ぼんぼん」などの作品で知られる児童文学作家の今江祥智(いまえ・よしとも)さんが20日、肝臓がんで死去した。
|
Open Image Modal
光村図書

「優しさごっこ」「ぼんぼん」などの作品で知られる児童文学作家の今江祥智(いまえ・よしとも)さんが3月20日、肝臓がんで死去した。83歳。大阪市生まれ。毎日新聞などが報じた。

大阪市の商家に生まれた。同志社大時代に仏の作家、ロマン・ロランに傾倒。名古屋市の中学で英語教師を務め、福音館書店や理論社での児童書の編集者を経て、創作を始めた。大阪大空襲などをつづった「ぼんぼん」(1973年)で日本児童文学者協会賞、「兄貴」(76年)で野間児童文芸賞。77年、自らの離婚と娘との2人暮らしを題材にした「優しさごっこ」を発表、離婚を描いた児童文学のはしりとされた。

訃報:今江祥智さん83歳=児童文学作家、「ぼんぼん」 - 毎日新聞 2015/03/20 13:49)

「優しさごっこ」は1980年にNHKでドラマ化された。2004年には「いろはにほへと」で日本絵本賞を受賞した。

漫画家の手塚治虫さん、作家の灰谷健次郎さん、詩人の谷川俊太郎さんらと交流があった

【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています