大富豪やオリンピック選手、大成功した人には14の習慣があった

成功している人は、1日を「24時間」ではなく「1440分」と考えている。

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世の中には、大成功を収めている人たちがいる。彼らは一体どういう人なんだろう。彼らを駆り立てているのは、一体何なのだろうか。そして何より、何が彼らをそれほど成功させ、生産性を高めているのだろう。

その答えを知るための方法の一つが、彼らをよく知り、実際に話を聞くことだ。

「成功者を目にするとき、あなたに見えるのは表向きの栄光だけだ。そこへ至るための犠牲はわからない」 - バイブハブ・シャー

大成功した人たちをよく知る人物の一人が、起業家で作家のケビン・クルーズだ。彼は最近、大きな成功を収めた200人にインタビューした。その中には7人の富豪、13人のオリンピック選手、そして多くの一流起業家が含まれている。ケビンは彼らに、このシンプルな質問をした。

「あなたの生産性を高める、一番の秘訣は何ですか?」

彼らは、この14の秘訣を教えてくれた。

1. 「時間」ではなく「分」単位で考える。

ほとんどの人は、1時間もしくは30分単位でスケジュールを立てる。しかし、成功している人たちは、時間が何より価値のあるものだとわかっている。そして一日を1440分で捉えている。

お金はなくなってもまた稼げる。だけど過ぎた時間は二度と取り戻せない。伝説的なオリンピックの体操選手シャノン・ミラーは、ケビンにこう語っている。「これまで、ほとんど分単位でスケジュールを立ててきました」。

人生をマスターするためには、「分」をマスターしなければいけない。

2. 一つのことだけに集中する。

超生産的な人たちは、自分にとって「最も重要なこと」が何かをわかっている。そしてそれに毎朝1〜2時間、何にも邪魔されずに集中して取り組む。目標があるなら、それを達成するために最も大切なことは何か、 昇進を目指していれば、そのために必要な成果は何かを考え、それに毎朝集中するのだ。

3. To Do リストをつくらない。

To Doリストに書いたことのうち、実際に終わるのは41%だという。しかし終わっていないことは、終わるまで心を悩まし続ける(ツァイガルニク効果といわれる)。それはストレスと不眠の原因になりかねない。

To Doリストは捨ててしまおう。それに代わるのが予定表だ。超生産的な人たちは、すべての予定を予定表に書き込む。そして、それに従って行動している。

4. 未来の自分を予想し、先延ばしにしない。

未来の自分を信用してはいけない。なぜなら、私たちには一貫性がないからだ。サラダを食べようと思って野菜を買ったのに、結局腐らせて捨ててしまった経験がないだろうか。

大成功している人たちが考えるのは「未来の自分がきちんと動くために、今何ができるか」だ。未来の自分が、良くない行動をすることを予想して、それを解決するための方法を考え出すのだ。

5. 夕食までに帰宅する。

夕食を家で食べるのを習慣にしている一人、インテルの創業者のアンディ・グローブは「常にやることはある。やらなければいけないことは、いつもやれることより多い」と語っている。

成功している人たちは、何を重視するかを知っている。もちろん仕事は大切だが、その他に何を重視するかをわかっているのだ。その答えは一つではないが、多くの人たちが大切にしていたのが、家族との時間やエクササイズ、社会奉仕だ。そして1440分のうちからそれに必要な時間を割いて予定表に書き込み、それにあわせて行動する。

6. 手帳を使う。

ヴァージン・グループの創設者リチャード・ブランソンは、シンプルな手帳なしにヴァージンを築くことはできなかっただろうと何度も発言している。そして、彼はその手帳をいつも持ち歩いていた。

また、ギリシャの海運王アリストテレス・オナシスは、インタビューでこう語っている。「常に手帳を持ち歩き、思いついたこと全てを書き込もう。ビジネススクールでは教わらない100万ドルの価値のある教訓だ!」。

生産的な人たちは、思いついたアイデアをすべてを書き出すことで、心を自由にしている。

7. メールを処理するのは、一日に数回だけ。

超生産的な人たちは、一日中メールをチェックしない。着信があるたびに、メールを確かめたりもしない。その他のことと同様、メールをする時間を決めて、迅速かつ効果的に処理する。一日に一回だけの人もいれば、朝と昼と夜にする人もいる。

8. 全力で会議を避ける。

実業家マーク・キューバンは、生産性についてのアドバイスを求められたときに、こう即答している。「小切手を書いているのでなければ、決して会議には応じるな」。

会議とは、悪名高い暇つぶしだ。スタートが遅れるのは珍しくないし、必要のない人まで参加を求められる。そのうえ、とりとめのない議論を繰り替えしながら、延々と続く。会議は、可能な限り避けた方がいい。自分で会議を開くのも少なくしよう。もしやらなければいけない会議があれば、短くて要点を押さえたものにしよう。

9. ほとんどすべてに「ノー」と言う。

億万長者の投資家ウォーレン・バフェットは、「成功した人と大成功した人の違いは、大成功した人が、ほとんどすべてに『ノー』ということだ」と語っている。また、起業家のジェームズ・ アルトゥーカーは、こう助言している「『そのとおり!』以外はノーだ」。

一日は1440分しかない。不必要なことに、大切な時間を使ってはいけない。

10. 80/20ルールに従っている。

「パレートの法則」として知られるこのルールによれば、ほとんどの場合、結果の80%は、20%の活動によるものだ。超生産的な人たちは、どの活動が、最も大きな結果をもたらすかをわかっているのでそれに集中し、他は無視する。

11. ほぼすべてを人に任せる。

超生産的な人たちは「どうやったら私はその仕事ができるだろう?」とは考えない。その代わりに「どうやったらその仕事を済ませることができるだろう?」と考える。できるだけ「私」という主語では考えないのだ。

彼らが、マネジメントの問題を抱えるようなことはない。細かいことを気にする上司ではないので、十分に問題が解決できていれば、「それで十分」と考える。

12. 同じことに、二回分の時間を割かない。

メールを一度開き、後から処理しようと閉じたことがあるだろうか?

大成功している人たちは、「一度だけ」を心がけている。どんなことでも、5分か10分で済むなら、すぐにその場で処理する。そうすると、それを頭の片隅に置き続けなくていいので、ストレスが減る。それに、後で読み返したり考え直したりする必要がなく、効率的でもある。

13. 朝の習慣がある。

200人の大成功した人々へのインタビューで、ケビンを一番驚かせたのは、多くの人たちに朝の習慣があることだった。

さまざまな習慣があったが、ほとんどの人が、水とヘルシーな朝食をとって軽いエクササイズをすることで体を養い、瞑想や祈り、読書、日記で、精神を養っていた。

14. エネルギーがすべて。

一日の時間を増やすことはできない。だけど、注意力や集中力や生産性を向上させるために、エネルギーを増やすことはできる。

大成功している人たちは、常に多くのことを追い求めているが、食事や睡眠や休憩は欠かさない。彼らにとって食事は燃料であり、睡眠は回復の機会であり、休息は再充電なのだ。きちんとした食事や睡眠なしでは、多くのことは成し遂げられない。

この秘訣をすべてをあわせよう

起業家でもオリンピック選手でも富豪でもなくても(そうなりたいと思ってさえいなくても)、大成功した人たちの秘訣は、私たちに役立つ。彼らのアドバイスを実践すれば、より短い時間でより多くのことができるようになるだろう。それに、働き過ぎや疲労から解放される助けになるかもしれない。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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人生で大きな成功を収めた人たちの「日々の習慣」
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3. トニー・シュワルツ、ザ・エネルギー・プロジェクト創設者、CEO(04 of11)
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ザ・エネルギー・プロジェクト のCEO トニー・シュワルツ氏は、20年以上瞑想を続けている。彼の著書 『What Really Matters: Searching for Wisdom in America (何が本当に大事なのか:アメリカの英知を探して)』によれば、そもそもの始まりは混沌とした精神状態を落ち着けるためだった、ということである。 瞑想によって片頭痛から解放され、忍耐力もついた、とシュワルツ 氏は言う。さらに仕事のパフォーマンス向上の方法としてマインドフルネスも推奨している。\n\n「肉体的、知的、感情的、そして精神的にも、エネルギーの安定した蓄積を維持するためには断続的に燃料補給をすることが必要なんです」と ハーバード・ビジネス・レビューのブログ に書いている。 (credit:HuffPost Live)
4. ビル・フォード、フォード自動車会長(05 of11)
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The Ford Motor Company chairman is a big proponent of meditation in the business world, 雑誌「Inc.」によれば、フォード自動車の会長は実業界で有数の瞑想信奉者である。今年の Wisdom 2.0会議で、フォード氏はアメリカ有数の仏教指導者ジャック・コーンフィールド氏と対談している。フォード氏はコーンフィールド氏に、会社で困難を経験している時には毎朝、慈悲の心を持ってその日を過ごそう、と心に念じている、と 語った 。さらに、慈悲の心で人を率いるために、慈悲の瞑想(メッタ)訓練を通して、まず自分自身に対する慈悲の気持ちを育てることを学んだ、と語っている。 (credit:Getty Images)
5. オプラ・ウィンフリー、ハーポ・プロダクション社会長、CEO(06 of11)
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フォーブス誌の2013年セレブリティ・パワー・ランキングで1位を獲得したオプラは、トランセンデンタル・メディテーション(超越瞑想)の熱烈な支持者だ。毎日2回20分ずつ瞑想を行っている、という。また瞑想を学びたい社員のために、ハーポ・プロダクション社に超越瞑想の指導者も招待している。\n\nアイオワで昨年瞑想を行った後、オプラは次のように語っている。「帰る時、自分が来た時よりも満ち足りている感じがしたの。希望に満ちて、満足感があって、深い喜びもある。あらゆる方向から攻め立てられるような、狂気じみた日常の中にあっても、静けさの恒常性が『まだ』あるということを確認すること。その空間のみから最高の仕事と最高の人生を生み出すことができるのよ」 (credit:Getty)
6. ラリー・ブリリアント、 Skoll Global Threats Fund CEO(07 of11)
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Skoll Global Threats FundのCEOでGoogle.orgの元取締役ラリー・ブリリアント氏は、20代の時にヒマラヤのアーシュラムに2年間住んで瞑想を行っていた経験がある。ニューデリーで天然痘と闘っているWHOチームに加わることを教祖から命じられるまでそれは続いた。\n\n2013年にハーバード公衆衛生大学院で行った卒業式スピーチで、ブリリアント氏は心の安らぎの重要性を強調した。卒業生たちがイクアミニティ(心が落ち着いて平静な状態)に満ちた人生を送れますように、と祈って。 (credit:Getty Images)
7. レイ・ダリオ、ブリッジウオーター・アソシエーツUSA創設者、共同CEO(08 of11)
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2012年にジョージタウン大学の John Main Centre for Meditation and Inter-Religious Dialogue における対話でダリオ氏は、瞑想が自分の心を開き、精神的明晰さを深めた、と語った。\n\n「瞑想は自分に中心性と創造性を与えてくれました」とダリオ氏は言う。「そして、平和と健康も与えてくれました」 (credit:Getty Images)
8. ラッセル・シモンズ、 デフ・ジャム・レコード共同創設者、GlobalGrind.com創設者(09 of11)
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ヒップホップの大御所 ラッセル・シモンズ氏は、トランセンデンタル・メディテーション(超越瞑想)を長い間実践している。この瞑想法の有効性について、また『デビッド・リンチ意識教育と世界平和財団』の顧問を務めることの意義についても率直に語っている。\n\n「自分に効かせようとして瞑想を信じる必要はないんだ」、とシモンズ氏はハフィントンポストのブログに書いている。「とにかく時間をとってやるのみだ。昔からの真実は今でも真実なんだ。『信じるものは救われる』。俺からのアドバイス? 瞑想しなよ」 (credit:Getty Images)
9. ロバート・スティラー、グリーンマウンテン・コーヒー・ロースターズ社CEO(10 of11)
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バーモント州にあるグリーンマウンテン・コーヒー・ロースターズ社の本社には、専用の瞑想室がある。CEOのロバート・スティラー氏自身も熱心な実践者だ。\n\n「瞑想を行えば、会議の時により効果が上がるんです」と、氏は2008年にブルームバーグに語っている。「瞑想は集中力を上げるし、タスクを達成するのにも役立ちます」 (credit:YouTube)
10. アリアナ・ハフィントン、ハフィントン・ポスト・メディアグループ社長、編集長(11 of11)
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そして最後にもう1人挙げると、アリアナ・ハフィントンは、早朝のヨガと瞑想が自分にとって「喜びをもたらしてくれるもの」の2つであることを2011年のヴォーグ誌で述べている。現在ハフィントンは、会社にも瞑想を持ち込んだ。AOLと ハフィントン・ポストの社員に週に一度の瞑想講座を提供している。\n\nハフィントンはマインドフルネスが個人の健康だけでなく企業の最終決算にも利益をもたらすことを明言している。「ストレスを減らすことと、心が満たされることは私たちをより幸福にし健康にするだけではありません。これによって、競争上の優位性を求めるビジネスがその優位性を得られることが立証されています」と、彼女は最近のブログに書いている。 (credit:Getty Images)

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