ハッとするような美しさ 大移動する野生動物たちの画像

写真家アート・ウォルフ氏の作品は、我々に自然の美しさを思い起こさせてくれる。
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写真家アート・ウォルフ氏は地球を旅し、野生動物の移動パターンを追ってきた。ここではカリブーがアラスカにあるカトマイ国立公園の泥に跡を残している。

日々の生活のバタバタのさなか、時に我々は、身の回りの世界の美しさを忘れてしまいがちだ。

写真家アート・ウォルフ氏の作品は、自然の素晴らしさを思い起こさせてくれる。シアトルを拠点に自然保護家としても活動しながら、ウォルフ氏は何十年ものキャリアを通して、野生動物が新たに住む場所や食べ物、または気候を求めて移動する美しい光景を捉えてきた。

「私はヘリコプターや超軽量動力機や飛行機に乗って飛んだり、ボートやカヌーに乗って浮かんだり、ワニがいる濁った水の中を渡ったり、澄みわたる南太平洋の海をシュノーケリングしたりしてきました。そしていつも私の前を通り過ぎる野生動物によって作り出されるパターンの観点を得ようという意図を持っていました」。ウォルフ氏は4月に出版された彼の新著『Migrations: Wildlife in Motion(移動する野生動物)』の序文で、そう述べた。

野生動物の移動の騒々しさと、のどかさ。ウォルフ氏は、野生動物保護の重要性に光を当てようとしている。ウォルフ氏は「人類の慈悲にかかっています」と語り、行動を起こすように促している。

以下にウォルフ氏の最新作から、息をのむような画像を数点紹介しよう。

移動する野生動物たち
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色とりどりのひとで。「海のこうもり」とも呼ばれ、カナダ・ブリティッシュコロンビア州にあるハイダグアイ島とクイーンシャーロット島に多く生息している。「あんなに活気のある色合いを、これまで野生では見たことがありませんでした」と、ウォルフ氏は言った。 (credit:Art Wolfe)
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アフリカ水牛。ケニア南部にあるアンボセリ国立公園で、水を求めて乾いた湖底をかけ渡り土ぼこりをあげる。 (credit:Art Wolfe)
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グラントシマウマ(サバンナシマウマの亜種)が、白ひげヌー(ワイルドビースト)の群れの中にいる。\n\n「ケニアのマサイマラ国立保護区で、一頭のグラントシマウマが、ワイルドビーストの群れの海に巻き込まれているのが、目に留まりました」と、ウォルフ氏は言った。\n\n「混乱したシマウマが群れに向かうのを待ちました。そして緊張感を加えるために中心からずらして写真を撮りました」。 (credit:Art Wolfe)
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オオカバマダラ。メキシコのメキシコシティ近くの人里はなれた山奥の冬のねぐら、または動物が休む場所でぎっしりと集まっている。 (credit:Art Wolfe)
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皇帝ペンギン。南極のハリー湾の凍った氷の上で集まっている。 (credit:Art Wolfe)
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南アカハチクイ。ザンビアにある南ルアングア国立公園で休んでいる。 (credit:Art Wolfe)
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カリブー。アラスカにあるカトマイ国立公園で泥地に足跡を残す。 (credit:Art Wolfe)
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レッサーフラミンゴは「準絶滅危惧種」として分類されているが、ケニアのナイバシャ湖で群れを成している。 (credit:Art Wolfe)
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アジサシ。タンザニアのメンバ島を飛んでいる。島やサンゴ礁の岩地に巣をつくることが多く、紅海の様々な場所、アフリカやインドの先で見られる。 (credit:Art Wolfe)
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ゼニガタアザラシ。アメリカ、アラスカ州のブリストル湾で群れている。 (credit:Art Wolfe)
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アート・ウォルフ氏の新しい著書の表紙。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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