強姦致傷容疑で群馬県警に逮捕された 俳優の高畑裕太容疑者(22)の母親で、女優の高畑淳子さん(61)が8月26日に都内で記者会見を開いて謝罪。冒頭で「この度は、大変なご迷惑をおかけいたしました。大変なことをしてしまいました。本当に申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます」と話した。
続いて、高畑さんは以下のように会見に臨む心境について語り、報道陣との一問一答に応対した。
被害にあわれた女性の方、息子がお受けしていたお仕事へのキャンセル・撮り直し、どんなに言葉を重ねてもお詫びの言葉がみつからない。昨日やっと15分、本人に会えましたし、前日には弁護士さんにも会えましたので、今お答えできる限りをと思いこの場に立たせてもらいました。
25日に県警前橋署で面会した裕太容疑者の様子について問われると「本人も泣いて『すみません』を繰り返して、かけた言葉も覚えていませんが、『ちゃんと自分のしたことはわかっているよね?』と言ったら、(裕太容疑者は)『申し訳ない申し訳ない』しか(言わ)なかったと記憶しています」とも話した。
また、事件以前に、裕太容疑者に対して「あなたが不祥事を起こすと私も仕事を失う。私から仕事を取らないで」と発言した際の心境についても報道陣から問われた。
すると、高畑さんはその真意について、「私どものように皆様の目に触れる機会が多い人間がいけないことをすると、お互い刺し違えて死ぬぐらいの覚悟でやらなければいけない仕事だと。『仕事を取らないで』というのはイコール(何か不祥事の際には)『刺し違えて死のうね』というのが合言葉のように、『分かってもらえるなら』というつもりで言った言葉。それが彼にどう響いていたのかはわからない」とも話し、仕事上で一心同体の関係だったことをうかがわせた。
一方で、高畑淳子さんの出演が予定されている舞台については、(制作側に)降板を打診するも、「高畑さんが立たないといけないんです。もう1万人のお客さんが切符を買っている」となだめられたと話し、「この状態でお芝居をやるのは自信がないですが、舞台に立つことが私の贖罪」として降板はしないと明かした。
また、面会時に交わした会話について問われると、「こんなことは不謹慎で言ってはいけないんでしょうが」と前置きした上で、高畑淳子さんは、裕太容疑者には「私はどんなことがあってもお母さんだから」と伝えたと明かした。その後、続けて「申し訳ありませんそんなことを言って」とも話し、涙をぬぐった。
■親として謝罪することの是非 「私は母親で人間ですが、商品」
記者会見中、「成人した子供の不祥事に際して、親が記者会見をすることの是非をどう考えるか?」という質問も。高畑さんは以下のように複雑な心境と葛藤をを明かした。
成人した男性ではありますけれど、私は母親で人間ですが、いろんな方のお力を借りて、このように仕事をする場を遅咲きながらも与えていただいた、商品です。そのところを自分でどう整理すべきか。母親の気持ちとしては共に贖罪すべきだという気持ちが走っておりますが、私だけの気持ちで動いていいのだろうかということも頭の隅にはおかなくてはいけないと思っております。「成人だから自分とは関係ない」とは絶対に言えないと思います。
私どもの仕事の状態が、「22歳の成人男性のしたことですから」と切り離せるような状態の仕事の仕方ではなかったと思います。そして、23日からうちの前にもたくさんの(報道陣の)方がいらっしゃるし、近隣へのご迷惑もありますし...まずは皆様にご報告とご迷惑をおかけしたということを..(話すべきだと思った)。
また、「芸能界入りさせたことが事件の遠因ではないか」「下積みが足りなかったのでは?」という質問については以下のように答えた。
芸能界に入ったからこんなことをしたとかいうことはつなげてはいけないこと。(芸能界入りについて)私が後押ししたということは一切ありません。一緒に出演をという依頼は拒否はしなかったが他の子役でも同じ。ただ、私が後押ししたということは一切ないです。
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ASKA容疑者 (29 of32)
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