旬の野菜を子ども食堂に無償提供 困窮家庭を支援、板橋区が生産者から買い取り

月に一度提供される野菜は、子ども食堂での食事や弁当の食材として活用される。使われなかった農産物は持ち帰ってもらい、各家庭でも楽しんでもらうという。
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旬の野菜を月に一度届ける
福祉新聞

東京都板橋区は7月6日、区が農業生産者から農産物を買い取り、子ども食堂へ無償提供する事業を開始した。新型コロナウイルスの影響で困窮した家庭を支援する子ども食堂を、区が農産物提供という形で支援する。実施期間は2021年3月まで。

野菜は、区内農業者で構成する「板橋ふれあい農園会」が生産したものを区が買い取る。月に一度、季節に応じて収穫した旬の野菜をセットにして提供し、子ども食堂での食事や弁当の食材として活用される。使われなかった農産物は持ち帰ってもらい、各家庭でも楽しんでもらうという。

区の担当者によると、区内の子ども食堂は全部で24カ所あり、現在、農産物の提供の希望を募っていて、協定書を結んだ上で提供先を決める。
 

1カ所当たり50リットルのコンテナに入る分の野菜を届ける。6日に届けた野菜は、枝豆、トマト、ナス、トウモロコシなどだった。