ディズニー内の撮影マナー、呼び掛けるイラストに共感の声。オリエンタルランドの見解は?

「そういった人をよく見かける」「こういう行為があるのは悲しい」と反響が広がっている。
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ディズニーランド
時事通信社

「インスタ映え」を気にしすぎて、周りが見えなくなってしまっていないか、撮影する前に注意した方がいいかもしれない。

東京ディズニーリゾート内での撮影マナーを注意喚起するイラストが、12月8日にTwitterに投稿され、話題になっている。

"インスタ映え"のためならマナー違反が許されてしまう風潮に異を唱えており、イラストに対して「そういった人をよく見かける」「こういう行為があるのは悲しい」と反響・共感が広がっている。

イラストは、ディズニーランド・シー園内で、写真撮影のため噴水のへりに立ったりオブジェに座ったりする人たちに対して、地面に立って撮影するよう促している。

自撮り棒の使用や広場での座り込み、組体操などの行為が、けがや口論の原因になると指摘。撮影スポットで、特に若い女性が長蛇の列をつくり、他人の迷惑になっていると訴えている。

ディズニー側の見解は?

一方で、施設を運営するオリエンタルランドの見解はどうなのか。ハフポスト日本版は12月10日に取材した。

広報担当者は、イラストのような段差に立つ行為や座り込みなどについて、「程度にもよるので、ケースバイケース」と前置きした上で、「例えば、高い場所に登ると転んでけがをする危険性があるので、登らないように注意喚起しています。キャストが危険だと判断した場合に、お声がけさせていただくことがあります」と説明した。

自撮り棒は、撮影補助機材に当たるとして原則使用を禁止しているが、「頭の高さを越えない範囲であれば、小さくたたんだ状態で片手で持っての撮影が可能です」と定めているという。

その上で、「来園者にとって、よくない思い出になって欲しくはありません。もちろん写真撮影は大歓迎ですが、周囲の方の迷惑にならず、本人の安全を損なわない形でしてもらいたいです」と呼び掛けた。