北朝鮮に53階建て高層住宅が完成、工期わずか1年【動画・画像】

わずか1年余りで建てたアパートのため、懸念の声も出ている。

北朝鮮は、最近完成した平壌市内の53階建てアパートを盛んに宣伝している。しかし、わずか1年余りで建てたアパートのため、懸念の声も出ている。

聯合ニュースは11月17日、以下のように報じた。

最近、労働新聞と朝鮮中央通信、朝鮮中央テレビなど、北朝鮮の主要メディアは、3日に平壌の「未来科学者通り」に竣工した53階建ての超高層住宅(アパート)について「未来科学者通りを象徴する建物で、首都・平壌に誇るべき新たなメインストリートが産まれた」と褒め称えた。

この記事は、北朝鮮メディアを引用し「主に科学者や教育者、国と労働党の幹部職員が入居するアパートは、1フロアに6世帯が入居できる」とし「数千世帯の住宅や建物1棟に150以上の商業・便宜奉仕網(商業・サービス施設)などがあると明らかにしたことから、住商複合施設と推定される」と報道した。

しかし金正恩第1書記が「速度戦」を強調して建てたため、手抜き工事の懸念も出ている。ケーブルテレビの「チャンネルA」は10月21日、「2014年9月に工事を始めた『未来科学者通り』はわずか1年余りの2015年10月10日、朝鮮労働党創建70年に合わせて工事を終えた」と報道した。それから1カ月後の11月3日、未来科学者通りの竣工式が行われた。

11月12日の文化日報は「未来科学者アパートについて、北朝鮮当局は、『53階建て超高層アパートの鉄筋工事を6カ月で完了した』と宣伝しているが、党幹部でさえ『数年はかかるとみられたアパートを、これほど速く建ててしまうと、明らかに何か大事故が起きるのではないか』とやきもきしている」と、消息筋の話を伝えた。

조선중앙통신
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この記事はハフポスト韓国版に掲載されたものを翻訳しました。

北朝鮮の建築家が描いた未来予想図
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朝鮮半島の伝統的な建築様式を生かした宿泊施設。ボナー氏によると「彼は観光マンション群を描くことに興味を示していた」という (credit:http://www.fastcoexist.com/)
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金剛山(クムガンサン)観光マンションの内部。オープンテラスで宿泊客同士が交流できる。 (credit:http://www.fastcoexist.com/)
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妙香山の吊り橋。観光客がまるで雲の上を歩くような気分にするコンセプトの橋だ。 (credit:http://www.fastcoexist.com/)
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(credit:http://www.fastcoexist.com/)
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団体旅行客向け、金剛山(クムガンサン)の滝周辺の観光用マンション (credit:http://www.fastcoexist.com/)
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川に囲まれた円錐型の宿泊施設。屋上にはヘリポートがあり、あちこちに太陽光パネルが見える。建物の外部には空中庭園が造成され、建物と建物はパイプ状の通路でつながっている (credit:http://www.fastcoexist.com/)
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旅行客のための空飛ぶ家 (credit:http://www.fastcoexist.com/)
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鳥の巣を幾重にもつなげたようなゲストハウス。朝鮮半島の伝統的な建築様式にならった (credit:http://www.fastcoexist.com/)
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(credit:http://www.fastcoexist.com/)
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観光マンションの内部 (credit:http://www.fastcoexist.com/)
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太陽電池パネル、風力タービンや水力を動力源にする北朝鮮の未来の養蚕協同農場。伝統的な糸車からデザインのアイデアを得たという。団地内の交通手段は空中モノレールだ (credit:http://www.fastcoexist.com/)