「ギャル」って何?「平成」が終わる今、そろそろ本気でギャルの話をした方が良いかもしれない

あなたはギャル?ギャルじゃない?理由は?

「ギャル」という言葉の定義が揺れている。

小悪魔agehaなどで活躍するモデルの華さんが、1月29日、Instagramに投稿した内容が注目を集めた。

華さんは、「ギャルだねってよく言われるんです私」と明かした上で、「はたしてギャルってなんなんでしょうか」と問いかけたのだ。

「最近のギャルは、ギャルだとかギャルじゃないだとか、Twitterで沢山の意見が飛び交うのを見る最近...笑」と、Twitter上でも議論が起こっているという。

華さんは「ギャルってさ自分が思う"可愛い"を追求できてるのがギャル。なんじゃないかな」と自身の考えを述べた。

この投稿には多くのいいね!が付き、コメント欄には、「何を言われても自分スタイル貫きたい」や「他人から見てギャルって思われたらギャルなんじゃない?」など、各々の「ギャル論」が寄せられている。

新明解国語辞典の最新、第七版では、「ギャル」は「(流行に敏感で、性的にもあけっぴろげな)若い女の子」と説明されている。第七版は2012年に発売された。はたして、これは現代の「ギャル」を表しているだろうか。

2017年、「異色肌ギャル」として話題になったmiyakoさんは、自らを「普段はただのオタク」だが、「ギャルに憧れ」、「理想を演じて」いるという

辞書上の定義や外見・振る舞いで他者から「ギャル」と見なされても、その人が自身を「ギャル」と考えているかは別の問題なのだ。

平成が始まった1989年は、「ギャルの聖地」と言われる渋谷のビルが「ファッションコミュニティー109」から「渋谷109」へと名称を変えた年だ。

その渋谷109は、平成が終わる2019年に開業40周年を迎える。新しいロゴを発表し、「今こそこれまでに築いてきた地位やあり方を柔軟に変化させ、更に進化すべきタイミング」と発信している。

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SHIBUYA109の新しいロゴ
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント提供

新しいロゴのデザイナーは「渋谷の街の人々を全部つないでいけるような 109」を考えたと述べ、渋谷109を運営する株式会社SHIBUYA109 エンタテイメントは、「今までのイメージに捉われずに、新しい『SHIBUYA109』を作っていきたい」と発表している。

「ギャルの聖地」も大きく変わりつつあるのかもしれない。

平成が終わる今こそ、改めてこの問いを見つめ直すべきではないだろうか。

「ギャルって何?」