グラミー賞授賞式でアーティストたちの胸に「白いバラ」 セクハラ抗議への意思表明

「もう、おしまいにしよう」
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1月28日、アメリカの音楽界最高の栄誉である「第60回グラミー賞」の発表・授賞式がニューヨークで開催され、多くのミュージシャンたちが衣装に「白いバラ」を身に着けて出席した。

これは世界的に告発が相次いでいるセクハラ問題に抗議する意味があり、セクハラ被害者支援キャンペーン「タイムズ・アップ」(「もうおしまい」の意味)への連帯を示している。団体が白いバラを着けて参加しようと呼びかけ、ミュージシャンらが応じた形だ。

歌手のアンドラ・デイやマイリー・サイラス、レディ・ガガ、サム・スミスなどが、「白いバラ」を見事に着こなした。

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Andrew Kelly / Reuters
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ハフポストUS版によると、女優メグ・ハーキンズなどエンタメ業界に携わる女性たちが加入する団体「ボイス・イン・エンターテイメント」が、アーティストたちがレッドカーペットで白いバラをつけるよう提案した。この団体がアーティストたちに送った書簡には、こう記載されていた。

歴史的に、白いバラは「希望」「平和」「共感」「抵抗」を意味する。

昨年ドナルド・トランプ氏の大統領就任式に参加したヒラリー・クリントン氏も、全身白の服を纏っていたという歴史的な背景もある。

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Carlos Barria / Reuters

同賞授賞式では、音楽面だけでなく名立たるアーティストたちのファッションも毎年大きく注目される要素の一つだ。今年の白バラ合わせは特に「#MeToo」という昨年から続くセクハラ抗議の動きが、大きな契機となった。アーティストたちの一連の行動は、「差別・ハラスメント、虐待に耐えるのは、もうおしまいにしよう」という強いメッセージを表している。

こうした動きが継続して行われ、真の説明責任や大きな成果に繋がることに期待したい。

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HuffPost Japan

性の被害は長らく、深い沈黙の中に閉じ込められてきました。

セクハラ、レイプ、ナンパ。ちょっとした、"からかい"。オフィス、教室、家庭などで、苦しい思いをしても私たちは声を出せずにいました。

いま、世界中で「Me,too―私も傷ついた」という言葉とともに、被害者が声を上げ始める動きが生まれてきています。

ハフポスト日本版も「Break the Silence―声を上げよう」というプロジェクトを立ち上げ、こうした動きを記事で紹介するほか、みなさんの体験や思いを募集します。もちろん匿名でもかまいません。

一つ一つの声を、確かな変化につなげていきたい。

メールはこちら break@huffingtonpost.jp