「ホテル三日月」大浴場を無料開放。台風15号で被災した人を助けるために。勝浦、鴨川で

「湯ったり、たっぷり、の~んびり。」のコマーシャルで知られる「ホテル三日月」グループの2施設。担当者は「地域のみなさんに恩返ししたい」と話す。
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勝浦ホテル三日月
公式サイト

台風15号の影響で断水が発生している千葉県内で、「湯ったり、たっぷり、の~んびり。」で知られる「ホテル三日月グループ」の2施設が9月10日から、被災した地域の住民を対象に大浴場を無料開放している。

東京電力パワーグリッドの公式サイトによると、9月11日午後5時20分時点で、県内では約41万2900軒が停電している。停電の影響により、千葉県の11日午前11時時点のまとめでは、県内の約2万1千戸で断水しているという。

勝浦市の「勝浦ホテル三日月」と鴨川市の「鴨川ホテル三日月」の2施設では、開放を始めた10日夜だけで計約1千人が訪れた。

 

開放は、「勝浦ホテル三日月」が勝浦市、御宿町、いすみ市、大多喜町、「鴨川ホテル三日月」が鴨川市内の停電や断水が起きている地域の住民が対象だ。

2施設とも、11日午後も無料開放を実施。「勝浦ホテル三日月」の担当者は「地域の方が停電や断水で困っている中、日頃から地域のみなさんにお世話になっているので、恩返しをしたいと考えた」と話した。

いずれも、断水の復旧状況次第で、12日以降続けるかどうか決めるという。開放時間などの詳細は、勝浦市鴨川市のホームページの災害情報に掲載されている。