ハフィントン・ポスト ブラジル版が登場

「The Huffington Post(ザ・ハフィントン・ポスト)」のブラジル版を立ち上げる計画について、米国のザ・ハフィントン・ポスト・メディアグループとブラジル最大規模のメディア・コングロマリットの一つであるアブリルグループはパートナー契約を交わし、30日にそろって発表した。
|
Open Image Modal
HP

ニューヨーク, サンパウロ 2013年9月30日 − ニュースやオピニオン、エンターテイメント、コミュニティーを組み合わせたウェブサイトとして脚光を浴びている「The Huffington Post(ザ・ハフィントン・ポスト)」のブラジル版を立ち上げる計画について、米国のザ・ハフィントン・ポスト・メディアグループとブラジル最大規模のメディア・コングロマリットの一つであるアブリルグループはパートナー契約を交わし、30日にそろって発表した。

ハフィントン・ポストのチェアマン・プレジデント兼編集長である Arianna Huffington(アリアナ・ハフィントン)は、アブリル S.A. Fabio Colletti Barbosa(ファビオ・コレッティ・バルロッサ)氏とともに声明を出している。

ハフィントンは、「ブラジルを仲間に迎え、大変嬉しい」と話す。「ブラジルの急成長、多様性、クリエイティビティが、地球規模の議論の中心となってました。ブラジルとニューヨークとの行き来を進めるうちに、アブリルチームへの尊敬の念が深まりました。私は、アブリルチームの方たちとの提携に、大変興奮しています。必要とされるストーリーを届ける為に自由にリソースを使えたり、また、ブラジルの声や意見を表現するために素晴らしいプラットフォームで協力できるからです」。

「アブリルにとって、我が国に情報や、文化、エンターテイメントを普及することは、もう一つの重要なステップになります。ハフィントン・ポストのデジタルコンテンツの先駆者としてのポジションと、アブリルのブラジルマーケット内でのナリッジが、このパートナーシップを可能にする」とバルボッサ氏は話した。

「アブリルグループがパートナーであることで、ハフィントン・ポストは非常強力な状態でマーケットに参入することになります。」ハフィントン・ポストメディアグループCEOであるジミー・メイマンは話す。「ハフポストブラジル版は単なる9国目、また5大陸目のエディションであるだけでなく、われわれにとって最も成長している地域への足がかりとなります。ブラジルには1億人以上のインターネットユーザーがおり、これは世界で5番目に大きい。そして、マーケットリサーチによると、2016年には年間7.6%の成長率が見込まれている」

ハフポストブラジル版には、40のウェブサイトが参加し、本日はタブレット向けに約30タイトルの記事が用意されている。アブリルとしては、600万回のアプリがダウンロードされており、うち9つのタブレット向けまたはスマートフォン向けのアプリが、トップ10にランキングしている。

「このパートナーシップは、ハフポストが他の世界中のパートナーとやってきたように、ブラジルの中の別のセグメントにリーチするための、新しいデジタルビジネスモデルへの参入を加速することになる」と、アブリル S.A.のCEO、Fábio Barbosa(ファビオ・バルボッサ)氏は話す。

「このパートナーシップは、我々のデジタルプレゼンスのための新しい時代の幕開けとなる。 ハフポストのテクノロジーと、我々の全顧客セグメントの中のブラジルユーザーへの深い理解に基づく戦略に参加することで、我々は、ユニークで、また、関連性のあるデジタルでのオペレーションを作ることを目的とする」アブリルのチーフデジタル長のManoel Lemos(マノエル・ラモス)氏は話した。

ハフポストの世界的な成長は、次のワールドカップや夏のオリンピックを開催するブラジルのそれと似ている。今日の発表は、ハフポストドイツ版でのブルダ氏のTomorrow Focusとの提携に先行するものだ。

ハフポストのインターナショナル・エディションには、現在、UK版、カナダ版、フランス版、スペイン版、イタリア版、そして日本版が存在し、世界中の5万人以上のブロガーが参加している。政治家、学生、学者、普通の親もいれば、政策通もいる。これらのかたたちが、最も白熱するテーマについて、リアルタイムで協力している。

ハフィントン・ポストについて

ハフィントン・ポストは、ピューリッツァー賞をとるような速報、特集、そしてエンターテイメント、またオピニオンや議論のためのコミュニティーを提供している。ハフィントン・ポストUS版は1ヶ月で4600万、グローバルでは7800万のユニークビジターを誇り(2013年8月 comScore調べ)、毎月800万ほどのコメント投稿がある。5万人以上のブロガーが参加しており、政治家、学生、学者、親、政策通など、幅広いジャンルの人が存在する。ハフィントン・ポストのインターナショナル・エディションには、現在、UK版、カナダ版、フランス版、スペイン版、イタリア版、そして日本版とマグレブ版が存在する。

アブリルグループについて

アブリルグループは、南アメリカにおいて、最も規模が大きく、また影響力のあるコミュニティーと教育グループを提供している。1950年に設立され、グループには、メディアと印刷のアブリル S.A.、流通と販売を担う DGB、2010年にアブリル S.A.から独立して運営されているアブリル教育が存在する。グループ内には、1985年にブラジルでの教育の普及のために設立されたVictor Civita Foundationもある。 アブリルグループは情報、文化、教育、そしてエンターテイメントを、複数のメディアチャンネルを通じてほぼ全てのセグメントに対して提供している。

関連記事

アリアナ・ハフィントン
アリアナ・ハフィントンさん(62) ザ・ハフィントン・ポスト編集長(01 of09)
Open Image Modal
数十人だったスタッフは、若い記者や編集者らが加わり500人規模に膨れ上がった=ニューヨークのオフィスで(写真・坂本真理)\n\nアリアナ・ハフィントンさん ザ・ハフィントン・ポスト編集長(前編) (credit:The Asahi Shimbun)
アリアナ・ハフィントンさん(62)(02 of09)
Open Image Modal
多忙な編集長がオフィスにいる日は訪問者が引きも切らない=ニューヨーク(写真・坂本真理)\n\nアリアナ・ハフィントンさん ザ・ハフィントン・ポスト編集長(後編) (credit:The Asahi Shimbun)
アリアナ・ハフィントンを囲んで(03 of09)
Open Image Modal
@huffpostjapan ハフポスト日本版スタッフとアリアナ編集長で記念撮影。7日、日本版ローンチ! (6 May)
(credit:@huffpostjapan / Twitter)
アリアナ・ハフィントンを囲んで(04 of09)
Open Image Modal
3月下旬、ハフィントンポストのオフィスがあるニューヨークにて。アリアナを囲んで、松浦編集長、AOLオンライン・ジャパンスタッフ、ハフィントンポスト・インターナショナルエディターで記念撮影。 (credit:@ariannahuff / Twitter)
アリアナ・ハフィントンを囲んで(05 of09)
Open Image Modal
@naga8888 アリアナハフィントンポスト編集長とジミーハフィントンポストCEO。キレキレ味の編集長、意外に優しい(^_^) (22 Mar)
(credit:@naga8888 / Twitter)
アリアナ・ハフィントンが書道に挑戦(06 of09)
Open Image Modal
@ariannahuff In preparation for the launch of HuffPost Japan, I tried (very slowly) to write “HuffPost” in Japanese pic.twitter.com/WFB5DMKqTH (13 Apr)
(credit:@ariannahuff / Twitter)
アリアナ・ハフィントンが書道で“ハフポ”(07 of09)
Open Image Modal
@ariannahuff\nAnd here’s a closeup! pic.twitter.com/xKarj0SigZ (2013/4/13)
(credit:@ariannahuff / Twitter)
日本版ローンチイベントで語るアリアナ・ハフィントン(08 of09)
Open Image Modal
現在、日本が歴史上重要な瞬間を迎えている。この変革の瞬間に日本でローンチできるのを嬉しく思う。アベノミクスということで世界は日本がどう変わって行くか注目している。アベノミクスを通して投資することについて、日本のミラクル・革新がどう起きていくかをカバーできることを嬉しく思う。\n\nハフポスト日本版、ローンチイベント 7日東京で開催\n (credit:BLOGOS編集部)
アリアナと朝日新聞木村社長(09 of09)
Open Image Modal
木村伊量氏:お集まりいただいたブロガーのみなさま、そして報道関係者のみなさま、ありがとうございます。ハフィントン・ポスト日本版をハフィントン・ポスト・ジャパンのグループとともに立ち上げることができました。御礼申し上げます。\n\nハフポスト日本版、ローンチイベント 7日東京で開催\n (credit:BLOGOS編集部)