「もしできることがあるなら、今やるべき。」アイスバケツチャレンジを肯定する理由

目的を見失わず、一過性で終わらせることなく、継続的に難病支援に取り組んでいくこと。それが早期のうちに、氷水を率先してかぶった私の使命であると思っています。

私も先日挑戦させていただきた、

ALSチャリティキャンペーンの「アイスバケツチャレンジ」ですが、

難病ALS啓発のために、バケツで氷水をかぶってみた

あれよあれよという間に広がって、本日はALS当事者の

藤田正裕さんまで参加して、氷水を著名人が盛大にかぶっていたようです。

三木谷浩史さん、乙武洋匡さんら氷水かぶる【アイスバケツ・チャレンジ動画】

私はかなり序盤にバトンを受け取っていたようで、

ただ風呂場で水をかぶっただけでもそれなりに注目していただけたのですが、

まさかたった2日間でここまでハードル&注目度の高いイベントになるとは!

自分がバトンを回した3名もしっかり氷水にチャレンジしていただき、

そのバトンは松田公太参議院議員や、トレンダーズ経沢さんなどに回っていきました。

挑戦とご理解、ありがとうございました!

ちなみに寄付については、私の場合は政治家が特定団体に

寄付行為をすると、公職選挙法上の利益提供に触れる恐れがあるため、

(まあ選挙区にある団体じゃなければ大丈夫という話もあるのですが)

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「END ALS」を立ち上げた藤田さんの著作と、

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この格好いいチャリティTシャツを2枚、購入させていただきました。

これにて、だいたい金額的には100ドル相当になったかと...。

こちらから購入できますので、

「寄付ってのはちょっとなー」という方は、

物品購入で貢献してみるのはいかがでしょうか?

END ALS STORE

さて、こうしたチャリティ行為(特にエンタメ要素を含むもの)には

どうしても批判がつきもので、私の元にも沢山の賛同・共感が寄せられた反面、

反対・否定のご意見も多くいただきました。

「氷水なんかかぶって、命を落としたらどうするのだ」

「世界には、水や氷が手に入らなくて苦しんでいる人がいる」

「今も水害を受けている地域があるのに、水をかぶるなんて信じられない!」

等など、そのご意見にはすべて一理あると思います。

しかし私がここで思い出すのは、自身の東北復興支援の経験です。

私は東日本大震災に際して、「非営利団体ふらいパンダ」という団体を立ち上げ、

被災地の子供たちにでっかいカステラと笑顔を届ける活動を続けてきました。

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この活動も、特にまだ震災の傷跡が生々しく残っているうちは、

多くの厳しいご意見・ご批判を浴びたものです。

「でっかいカステラをつくる?ふざけてる」

「まだ避難所で苦しんでいる人が大勢いる」

「命の危険もあるのに、被災地に遊びに来るなっ!」

etc, etc..

それでも、少しの遊び心を添えたこの活動は多くの共感を呼んで、

被災地に足を運んだことのない人々を巻き込むことに成功しました。

現地でも多くの子どもたち、住民の方々の笑顔に会うことができました。

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購入してから、あっという間に読んでしまった藤田さんの著作。

1ページ1ページが本当に胸を打つ言葉と写真の連続ですが、

「もしできることがあるなら、今やるべき。」

この言葉は特に響きます。

確かに、氷水なんてリスクを背負わなくても、

寄付と啓発だけが広がっていけばそれが一番いいのかもしれません。

しかし、「きっかけ」が来なければ、人は動けないのは事実。

私は「今」ここにあるきっかけを、前向きなものとして捉えたいと思います。

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「目的:一番よく見失われるもの」

そして結局のところ、目的と結果だと思うのです。

確かに難病にはALSを含めて、130もの数が存在します。

「一つだけに偏るなんて、おかしいじゃないか」

「氷水をかぶってチェーンメールを回す、それってどうなの?」

そういって、このキャンペーンを否定するのは簡単です。

でもそれで、他の129の難病に寄付が集まるわけではありません。

「ALSの認知を広げ、寄付を募る」

この明確な目的を忘れないのなら、

その手段として氷水があろうがバトンがあろうが、

それはいいかな、と個人的には考える次第です。

目的を見失わず、一過性で終わらせることなく、

継続的に難病支援に取り組んでいくこと。それが早期のうちに、

氷水を率先してかぶった私の使命であると思っています。

皆さまもぜひ、動画を見るだけではなく、

藤田さんやALS関連の著作なども読んでみて下さいね!

それでは、また明日。