「花子とアン」最終週に茂木健一郎氏が出演「人生最大のプレッシャーでした」

脳科学者の茂木健一郎氏が、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(月~土 前8:00)の最終週、最後の3日間(9月25~27日放送の154~156回)に小鳩書房社長・門倉幸之介役で出演する。
Open Image Modal
時事通信社

【花子とアン】最終週に茂木健一郎氏が出演、朝ドラは「脳にもいい」

脳科学者の茂木健一郎氏が、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(月~土 前8:00)の最終週、最後の3日間(9月25~27日放送の154~156回)に小鳩書房社長・門倉幸之介役で出演する。本人役でドラマ出演の経験はあるが、劇中の役を演じるのは今回が初めて。茂木氏は「朝ドラというとドラマ界の『紅白歌合戦』みたいなもので、そこにドラマの経験がない僕が出るというのは、想定外でした」と驚きを隠せず、「余裕がないままに収録は終わってしまいました。人生最大のプレッシャーでした!」と振り返った。

茂木氏が演じる門倉は、戦争が終わって間もなく、梶原(藤本隆宏)が花子(吉高由里子)に紹介する若き編集者・小泉(白石隼也)が勤める出版社・小鳩書房の社長。後に、『赤毛のアン』の出版を決める人物だ。

小学5年生の時に『赤毛のアン』と出会い、2008年には『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』(講談社文庫)を上梓するほど、『アン』の物語が大好きな茂木氏。同ドラマへの出演オファーは「想定外」というが、加賀田透チーフプロデューサーは「茂木さんには、『赤毛のアン』への思いをつづった著書があり、私たちもドラマを作る上での参考にさせていただきました。門倉幸之介役は、『アン』への愛を、セリフとしてではなく、自分の言葉として語ることができる茂木さんに、ぜひ演じていただきたいと思いました」と、“想定内”の起用だったことを明かす。

茂木氏は脳科学者らしく、朝ドラと“脳”の関係についても言及。「朝ドラは、一人の人の人生を一緒に歩むみたいな疑似体験が出来るというのが良いと思っていて、すごく想像力を掻き立てられる。『想像の余地』というのは、スコープ・フォー・イマジネーション(scope for imagination)と言って、『赤毛のアン』の大事なキーワードなんですけれども、正に『想像の余地』を広げてくれる意味において、とても脳にいいんじゃないかと思っています」と話していた。

『花子とアン』は今月27日に最終回(156回)を迎える。

【関連記事】

関連記事

「花子とアン」画像集
NHK朝ドラ「花子とアン」がクランクアップ (01 of10)
Open Image Modal
NHK連続テレビ小説「花子とアン」のラストカットの収録を終えて花束を贈られ、笑顔を見せるヒロイン・村岡花子役の吉高由里子さん=26日、神奈川県横浜市 撮影日:2014年08月26日 (credit:時事通信社)
NHK朝ドラ「花子とアン」がクランクアップ(02 of10)
Open Image Modal
NHK連続テレビ小説「花子とアン」のラストカットの収録を終え、手を取り合って喜ぶヒロイン・村岡花子役の吉高由里子さん(左)と葉山蓮子役の仲間由紀恵さん=26日、神奈川県横浜市内 (credit:時事通信社)
鈴木亮平 (03 of10)
Open Image Modal
鈴木亮平 スズキリョウヘイ \nフジテレビドラマ「全開ガール」の制作発表で\n(東京・港区)撮影日:2011年07月07日 (credit:時事通信社)
鈴木亮平(04 of10)
Open Image Modal
鈴木亮平 スズキリョウヘイ\n俳優\n平成26年度前期連続テレビ小説「花子とアン」の出演者発表会見=18日、東京・渋谷のNHK 撮影日:2013年09月18日 (credit:時事通信社)
吉高由里子、「花子とアン」の撮影に臨む(05 of10)
Open Image Modal
「赤毛のアン」を日本に紹介した翻訳家、村岡花子の半生を描いた来春のNHK連続テレビ小説「花子とアン」の収録が21日、山梨県甲府市郊外で行われ、ヒロインの吉高由里子さんらが撮影に臨んだ。 撮影日:2013年11月21日 (credit:時事通信社)
仲間由紀恵と吉高由里子 (06 of10)
Open Image Modal
▽仲間由紀恵(手前左) ナカマユキエ\n女優\n吉高由里子(同右) ヨシタカユリコ\n女優\n平成26年度前期連続テレビ小説「花子とアン」の出演者発表会見=18日、東京・渋谷のNHK (credit:時事通信社)
仲間由紀恵(07 of10)
Open Image Modal
▽仲間由紀恵 ナカマユキエ\n女優\n平成26年度前期連続テレビ小説「花子とアン」の出演者発表会見=18日、東京・渋谷のNHK (credit:時事通信社)
「花子とアン」の出演者 (08 of10)
Open Image Modal
平成26年度前期連続テレビ小説「花子とアン」の出演者 (手前左から)室井滋 石橋蓮司 (奥左から)窪田政孝 松本明子 カンニング竹山=18日、東京・渋谷のNHK 撮影日:2013年09月18日 (credit:時事通信社)
朝ドラヒロインがバトンタッチ (09 of10)
Open Image Modal
31日から始まるNHK朝ドラ「花子とアン」ヒロインの吉高由里子さん(左)が「ごちそうさん」の杏さんからバトンタッチ。吉高さん「杏さんを見て他人ごとだと思ってましたが、見くびってすみません」とあいさつした=18日、横浜市 撮影日:2014年03月18日 (credit:時事通信社)
NHK朝ドラ「花子とアン」の吉高由里子と中園ミホ (10 of10)
Open Image Modal
014年度前期のNHK連続テレビ小説「花子とアン」のヒロイン・村岡花子役の吉高由里子さん(左)と脚本の中園ミホさん(NHK連続テレビ小説「花子とアン」制作発表会。東京都渋谷区神南の日本放送協会) 撮影日:2013年06月25日 (credit:時事通信社)