【台風18号】高知県などで猛烈な雨に。水害時に気をつけるべき3つのこと

高知県内では午前9時ごろに須崎市、土佐市、高知市で記録的短時間大雨情報が発令。いずれも1時間の降水量が約120ミリに達した。
Open Image Modal
気象庁公式サイトの「高解像度降水ナウキャスト」より
jma.go.jp

日本海を通過中の台風18号の影響で10月3日、西日本を中心に雨雲が発達。高知県などで猛烈な雨が降っている。気象庁によると3日は、太平洋側を中心に、局地的に雷を伴った猛烈な雨の降るおそれがある。

高知県内では午前9時ごろに須崎市、土佐市、高知市で記録的短時間大雨情報が発令された。いずれも1時間の降水量が約120ミリに達した。

土砂災害警戒情報が発令されているのは、午前10時現在で徳島県の三好市山城町、三好市西祖谷山村。午前11時半現在で高知県の高知市と南国市だ。

気象庁では「四国地方は、降り続く大雨により地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の可能性が高くなっています。特に土砂災害警戒情報の発表されている市町村では、土砂災害に厳重な警戒が必要です」と訴えている

危険から身を守るために、どうすればいいのか。

気象庁日本気象協会が公開する情報などを元に、大雨の際に気をつけるべきことなど3つのポイントをまとめた。

 

1.外出は控えよう

大雨や暴風の恐れがある間は、なるべく外へ出ないようにしよう。

・用水路、海岸の見回りは絶対にしないこと。増水した用水路は道路との境目が分からず、足を取られて流される危険がある。海岸では高潮に飲み込まれる恐れがある。

・屋外での作業は控えよう。暴風や突風にあおられて転倒する危険がある。家屋の補修は接近前に終わらせよう。

 

2.命を守るため、早めの避難を

市町村から避難勧告や避難指示があったら、すぐに動けるように準備して、すばやく避難しよう。また、避難勧告が出されていなくても、危険を感じたら、自主的に避難しよう。

・扇状地、海岸・河川敷、樹木の少ない山間部、危険な土地にいる場合は早めに避難しよう。

・車での避難には注意。雨でワイパーが効かず、ブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こる危険がある。

・地下空間(地下道、地下室)は、地上が冠水すると水が流れ込み、避難が困難になる危険があるので注意しよう。

・都心では、遠くの避難場所へ避難するより、隣近所の2階以上の頑丈な建物に避難するほうが安全な場合もある。避難する場合は、周囲の状況なども総合的に判断し、行動するようにしましょう。

・避難前には火の元、ガスの元栓、電気のブレーカーを落とし、戸締まりを確認しよう。

 

3.災害時、ネットで情報収集をするには

以下に、災害時に役立つ政府や公共機関が運用する公式Twitterアカウントやサイトを紹介する。

地震、台風、大雨や重大事件など、災害・危機管理関連の政府の活動情報を確認できる。

災害情報や防災・減災に関する情報を確認できる。

大規模災害が発生した際、消防関連情報を確認できる。

災害時、自衛隊の派遣状況などの関連情報を確認できる。

最新の台風情報を確認できる。

「台風特設チーム」による解説を確認できる。

自治体から提供を受けた避難所データなどをもとにした全国の避難所情報を確認できる。

各地の生活、ライフライン情報を確認できる

過去24時間の道路通行実績を集計し、被災地における自動車での避難や救援を支援する。

災害時に透析が必要な人向け。透析可能な病院を確認できる。

・Twitterで救助を要請する場合は?

災害発生後は安否確認の通話が殺到して電話がつながりにくくなる場合が多い。そのような場合は、Twitterでの救助要請を考えてほしい。以下のフォーマットに沿って救助要請をしよう。