LINE、中国版で検閲システム搭載

大人気のスマートフォン向けアプリ「」(ライン)の中国版で、通信内容が自動検閲されている実態が判明した。
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大人気のスマートフォン向けアプリ「LINE」(ライン)の中国版で、通信内容が自動検閲されている実態が判明した。朝日新聞デジタルは、次のように報じている。

日本発のスマートフォン向け無料メール・通話アプリ「LINE(ライン)」の中国版が、利用者の通信内容をアプリ上で自動的に検閲していることがわかった。政治的に敏感とされる言葉を使うと「メッセージに禁止語が含まれている」と表示され、送信できなくなる。(朝日新聞デジタル 2013/05/23)

朝日新聞の調べによると、1989年の天安門事件や、温家宝元首相の親族による蓄財報道などに関する言葉を規制。日本版を運営するLINE株式会社では、「中国でサービスを展開するには、中国国内の法令などに従う必要があった」と答えているという。

中国情報を伝えるネットニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、今回の検閲が判明するまでの経緯をより詳しく書いている。

発端となったのは、ある中国本土ネットユーザーが公開した写真。ある単語をメッセージで送ろうとすると、「あなたが送ろうとしたメッセージには敏感詞が含まれています。調整後にもう一度発信してください」と表示されるという。中国では定番のNGワードというやつである。

このネットユーザーの公開した写真は以下のようになっている。

今回の報道は、日本のネット上でも話題になっている。「中国はそんなに外部に漏れたら困ることがあるのか?」「国民が奴隷だ」など、未だにネット規制を続ける中国政府の対応を疑問視する声が大半だ。その一方で「検閲というほどではない」「中国では普通では?」などの冷静な受け止め方も出ている。

今回のLINE中国版の検閲システムについて、ハフィントンポストの読者の皆様はどのように考えますか?コメント欄にご意見をお寄せください。