沖縄の世界遺産、今帰仁城壁が崩落。台風7号の影響か

暴風と大雨の影響とみられる。
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今帰仁城跡
Matsumoto Kazuki / EyeEm via Getty Images

世界遺産の今帰仁城壁が崩落 台風7号の影響か 沖縄

沖縄県今帰仁(なきじん)村にある世界遺産の一つ、今帰仁城の城壁の一部が崩落した。台風7号が最接近した2日午前、村教育委員会の職員が見回りをしていて見つけた。暴風と大雨の影響とみられる。

村教委によると、崩落したのは城の本丸にあたる主郭の東側城壁。幅9・7メートル、高さ6・4メートルにわたって崩れていた。村教委はロープを張り近づかないよう注意を促している。国の史跡にも指定されているため、近く文化庁に「毀損(きそん)届」を出し、文化庁とともに修復方法を検討する。

今帰仁城は2000年、首里城(那覇市)などとともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された。13世紀終わりごろに築城されたとみられ、城壁は経年劣化で崩れていたが、02~04年に修復された。(伊藤和行)

(朝日新聞デジタル 2018年07月04日 11時30分)

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