日本生命、三井生命を買収へ その狙いは?

日本生命が、国内7位の三井生命を買収する方向で交渉を進めている。狙いは何か。
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日本生命 / 三井生命

生命保険・国内最大手の日本生命が、国内7位の三井生命を買収する方向で交渉を進めている。日生が三井生命の主要株主から、3分の2以上の株式を買い取り、子会社にする方向で進めているという。買収額は未定。8月26日、ロイターなどが報じた。

日生は1889年創業。1899年に保有契約高で国内首位の座を獲得。以来、100年以上にわたり日本の生命保険業界をけん引する役割を担ってきた。総資産で国内最大手だ。

しかし、銀行の窓口を通じて販売する貯蓄型の保険の開発が遅れたことなどが原因で、2015年3月期の決算では、売上高にあたる保険料収入でライバルの第一生命に抜かれた。日生の首位転落は戦後初めてだった。

今回の買収の狙いは、日生の国内の営業基盤の強化とみられる。人口の減少で今後、国内市場が縮小することが見込まれているなか、成長が見込まれる銀行などの保険商品の窓口販売を強化する。買収が実現すれば、首位の座を取り戻すことにもなる。

一方で三井生命は、長引く低金利の影響で、実際の運用利回りが契約者に約束した利回りを下回るいわゆる「逆ざや」が重荷となるなど厳しい経営環境が続いていた。合併により、経営基盤の強化につながる。

相場格言集
調子に乗れば落ちる。(01 of10)
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相場が勢いづいているときは、調子にのって買ってしまうものだが、そういう時に限って高値づかみしたりする。調子にのっているなと感じる時は、あえて気を引き締めてかかるべし。 (credit:Getty)
飛びつく魚は釣られる(02 of10)
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出遅れたと思って焦って飛びつくと失敗するたとえ。 (credit:Getty)
買いにくい相場は高い(03 of10)
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株が割安だからという理由で買うことも多いだろうが、安いのにはそれなりの理由があり、上がりにくいという場合があるものである。 (credit:Getty)
利食い千人力(04 of10)
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もっと利益が出るはずと欲をかいて利益を追うようなことはせず、ある程度で儲けを確定させるのが賢明だ。
天井三日、底百日(05 of10)
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典型的な相場のサイクルというものは、徐々に上がって最後に大きく上がり、その後、一気に落ちて、下がりきると長い間動かなくなってしまうものだ。 (credit:Getty)
売るべし 買うべし 休むべし(06 of10)
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相場には、「売り」と「買い」だけでなく、「休む」という選択肢もある。 (credit:Getty)
一運、二金、三度胸(07 of10)
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今が買いだと思っているなら、度胸で買ってみるべし。 (credit:Getty)
相場は相場に聞け(08 of10)
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自分の思った通りに動かないのが相場というもの。自分の考えに固執せず、相場の動きに耳を傾けて、謙虚にふるまうべし。 (credit:Getty)
仕掛けは処女のごとく、手仕舞いは脱兎の如し(09 of10)
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「仕掛けは恐る恐る」少しずつ様子を見て行い、下げ始めると、とにかく足が速いので、手仕舞うときは、素早く行う。 (credit:Getty)
木は庭に植えず山に植えよ(10 of10)
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庭に植えた木は、なかなか成長が感じられないものだが、山に植えた木であれば、いつも眺めることはできないので、たまに行っったときに、いつの間にか大きく育っていることに気がつくものだ。\n\n相場も同じで、日々の上下に一喜一憂せず、しばらく忘れるくらいの余裕を持つことが大切。\n (credit:Getty)

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