オリンピックエンブレムに国民投票を検討 「どれだけお金かけるの」の声も

エンブレム委員会の宮田委員長「国民の3分の1とか過半数が選んだものならすばらしいじゃない」

2020年東京オリンピック・パラリンピックの新しいエンブレムを選ぶエンブレム委員会は10月16日、選考に国民による投票などの手続きを盛り込むことなどについて議論していく方針を決めた。「できるだけ多くの人が応募してほしい」としている。産経ニュースなどが報じた。

この日、委員会ではデザインの応募要項を発表。代表者が18歳以上であれば、子供を含めた10人以内のグループでの応募もできるようにするなど、前回と比べて応募資格を緩和した。

さらに審査段階でも、国民を参画させ全国を盛り上げる案としてインターネットで行う「国民投票」が挙げられた。候補が数点に絞られた段階で行われる案を検討しているという。委員長の宮田亮平・東京芸術大学長は、「国民が『嫌だな』と思い続けているエンブレムは使いたくない。国民の3分の1とか過半数が選んだものならすばらしいじゃない」と語った

一連の報道には、ネットから「効率悪すぎ。いったいどれだけ金をかければ気がすむの」「一番楽なのは応募エンブレムの全公開とそこからの国民投票では」など、多様な意見が上がった。

五輪エンブレム
2020年東京(夏季)=後に撤回(01 of10)
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【東京オリンピック】佐野研二郎氏デザインの公式エンブレムを正式撤回 「国民の理解得られない」 (credit:2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会)
2020年東京(夏季)=新しく制定(02 of10)
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東京オリンピック新エンブレム、A案「組市松紋」に決まる(画像) (credit:2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会)
2018年平昌(冬季)(03 of10)
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2016年リオデジャネイロ(夏季)(04 of10)
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2014年ソチ(冬季)(05 of10)
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2012年ロンドン(夏季)(06 of10)
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2010年バンクーバー(冬季)(07 of10)
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2008年北京(夏季)(08 of10)
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1996年アトランタ(夏季)(09 of10)
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1972年札幌(冬季)(10 of10)
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