ロシアで盛岡のさんさ踊り 震災支援への感謝込め

ロシアの首都モスクワの「赤の広場」で1日夜始まった国際軍楽祭「スパスカヤ・バーシニャ」に、岩手県の「盛岡さんさ踊り」チームが日本の団体としては初めて参加した…
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時事通信社

「赤の広場」で盛岡さんさ踊り ロシアの震災支援に感謝

ロシアの首都モスクワの「赤の広場」で1日夜始まった国際軍楽祭「スパスカヤ・バーシニャ」に、岩手県の「盛岡さんさ踊り」チームが日本の団体としては初めて参加した。47NEWSが報じている。

ロシアを訪れているのは、岩手県盛岡市から来た約50人。1日の行われた開会のセレモニーでは、数千人の観客が見守るなか、イギリスやフランスなど13か国のグループが赤の広場に設けられた会場で、音楽の演奏や踊りを披露した。

東日本大震災でのロシアからの支援への感謝と、復興をアピールしようと、「盛岡さんさ踊り」の踊り手たちが山吹色の浴衣姿で登場し、太鼓の音に合わせて踊りを披露すると、観客からは大きな拍手が送られ、華麗な踊りに見入っていた。

NHK NEWS WEBによると、ロシア人の女性は「日本の踊りが気に入りました。とても華やかでほかのグループと比べても際立っていました」と話し、20年以上、「盛岡さんさ踊り」を踊っている遊佐利子さんは、「震災のとき、ロシアの皆さんにたくさんの支援を頂いたので、感謝の気持ちを伝えたい一心で踊りました。すごく拍手を頂いてうれしかったです」と話していたという。

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